エリザベス岬

エリザベス岬

エリザベス岬 (ロシア)

エリザベス岬（ロシア語: Мыс Елизаветы、北緯54度25分30秒 東経142度42分21.75秒 / 54.70611°N 142.7060417°E / 54.70611; 142.7060417）は、樺太（サハリン）北部のシュミット半島先端にある岬。樺太の最北端。ガオト（鵞小門）岬という名称もあり、1875年（明治8年）5月7日に樺太・千島交換条約が結ばれるまでは日本最北端の地であった（現在でも政治的ではなく地理的な意味での「日本列島」の最北端）。

1805年にアーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルンによって命名された。ロシア皇帝アレクサンドル1世の皇后であるエリザヴェータ・アレクセーエヴナにちなむ。

岬は全域がサハリン州のオハ都市管区 （Охинский городской округ）に属している。

気候

冬季は冷え込みが厳しく、夏季も気温があまり上がらない亜寒帯気候である。

エリザベス岬 (鵞小門岬)

東経142度43分、北緯54度25分、標高77メートル

エリザベス岬（鵞小門岬、樺太）の気候
月	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月	年
最高気温記録 °C （°F）	-	2 (36)	2 (36)	15 (59)	25 (77)	27 (81)	31 (88)	26 (79)	22 (72)	17 (63)	7 (45)	2 (36)	31 (88)
平均最高気温 °C （°F）	−15 (5)	−13 (9)	−7 (19)	−1 (30)	6 (43)	11 (52)	15 (59)	16 (61)	12 (54)	5 (41)	−2 (28)	−10 (14)	1 (34)
日平均気温 °C （°F）	−16 (3)	−15 (5)	−9 (16)	−2 (28)	3 (37)	7 (45)	12 (54)	13 (55)	10 (50)	3 (37)	−4 (25)	−12 (10)	0 (32)
平均最低気温 °C （°F）	−18 (0)	−17 (1)	−12 (10)	−5 (23)	0 (32)	4 (39)	9 (48)	11 (52)	8 (46)	1 (34)	−6 (21)	−14 (7)	−3 (27)
最低気温記録 °C （°F）	−30 (−22)	−28 (−18)	−22 (−8)	−18 (0)	−7 (19)	−3 (27)	2 (36)	2 (36)	-	−10 (14)	−17 (1)	−30 (−22)	−30 (−22)
降水量 mm （inch）	40 (1.57)	30 (1.18)	40 (1.57)	50 (1.97)	40 (1.57)	30 (1.18)	70 (2.76)	60 (2.36)	70 (2.76)	80 (3.15)	100 (3.94)	80 (3.15)	740 (29.13)
平均降水日数	7	6	6	9	6	7	8	9	9	12	19	14	117
出典：出典その1[1]

脚注

1. “weaterbase”. 2017年10月9日閲覧。