エスメラルディーナ(欧字名: Esmeraldina[1])は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2014年の関東オークス(JpnII)、2015年のトゥクソムカップ(朝鮮語版)(韓国GIII)。馬名の意味は「人名より」[4][5]
戦績
2011年3月4日にアメリカ合衆国で誕生。2013年3月のバレッツマーチセール(Barretts March Sale)においてノーザンファームのエージェントであるナーヴィックインターナショナル社(Narvick International)[6]によって当日の牝馬最高額となる32万5000ドルで落札され、日本に輸入された[7]。
吉田和美名義の所有馬となり、美浦トレーニングセンターの斎藤誠厩舎に入厩。2013年11月24日に東京競馬場ダート1600メートルの新馬戦でデビューし、2着に5馬身差をつけて新馬勝ちする[8]。2戦目は年明けのジュニアカップが選ばれ、芝替わりながら1番人気に応えてデビュー2連勝を飾る[9]。3戦目のフィリーズレビューでも3着に入って桜花賞の優先出走権を獲得したが[10]、回避してダート路線へ進んだ[11]。兵庫チャンピオンシップこそ人気を裏切って3着に敗れたが[12]、続く関東オークスでは強烈な雨の中逃げて後続を突き放し、7馬身差の圧勝で重賞初制覇を果たした[13]。
関東オークスの後は不振に陥っていたが、2015年6月には日本中央競馬会 (JRA) 所属馬として初の韓国遠征を行い[14]、藤井勘一郎を背に現地GIIIのトゥクソムカップ(朝鮮語版)に出走。韓国への輸送は陸路とフェリーで27時間以上を要し、到着後は疲れも見られたが、レースまでには立て直され、好位から最内をついて抜け出して3馬身差で快勝した[15]。
帰国後は久々の芝レースとなる朱鷺ステークスに出走したが13着に終わり[16]、同レースを最後に現役を引退した[3]。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.comの情報[17](トゥクソムカップの結果は韓国馬事会公式ウェブサイト[18])に基づく。
繁殖牝馬時代
現役引退後はノーザンファームで繁殖入りした。2017年に初仔となる父ゴールドアリュールの牡馬を出産した。2018年には父ドゥラメンテの牡馬が誕生している[19]。
繁殖成績
上記の情報はジャパン・スタッドブック・インターナショナルのインターネット血統書データベースサービス[5]と、日本軽種馬協会のJBISサーチ[26]による。
血統表
脚注
注釈
出典
外部リンク