イリデッサ(Iridessa[1])は、アイルランドの競走馬。主な勝ち鞍は2018年のフィリーズマイル(GI)、2019年のプリティーポリーステークス(GI)、メイトロンステークス(GI)、ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(GI)。
戦績
デビュー前~2歳(2018年)
2016年1月14日、エイダン・オブライエン調教師とその妻アンマリーが所有するウィスパービュー・トレーディングLtdにて2013年の英ダービー馬ルーラーオブザワールドの初年度産駒として誕生[3]。
生産者であるオブライエン夫妻の長男であり、ルーラーオブザワールドに騎乗経験もあるジョセフ・オブライエン調教師に預託され、2018年7月にデビュー勝ちする。2戦目のデビュータントステークスは同年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬に輝くスキッタースキャッターの前に5着に敗れ、3戦目のインガベルステークスも3着に敗れたが、5戦目のフィリーズマイルでは初騎乗のウェイン・ローダンとのコンビでエイダン・オブライエン厩舎のハモーサを破ってG1初勝利を果たした[3]。
3歳(2019年)
始動戦の愛1000ギニートライアルで3着となる。その後、英1000ギニーは8着、愛1000ギニーは3着と完敗を喫したが、10ハロンに距離を延長したプリティーポリーステークスでは残り1ハロンでマジックワンドを交わして先頭に立つとそのまま押し切ってG1・2勝目を挙げ、復活を遂げた[4]。
愛オークスでは大きく離された7着に沈んだが、距離をマイルに戻したメイトロンステークスでは同期の英愛1000ギニー馬ハモーサや連覇を狙ったローレンスらを退けて優勝し、3度目のG1制覇を果たした[5]。
サンチャリオットステークス3着を挟み、米国のブリーダーズカップ・フィリー&メアターフに5番人気で出走。縦長の3番手を追走し、直線では2番手を進んだ2番人気ヴァシリカとの叩き合いをクビ差制して優勝した[6]。
翌2020年も現役を続行予定であったが、2月6日に馬房内で腱を損傷し全治に1年を要す可能性があるため、オブライエン調教師により引退が発表された。引退後は日本(ノーザンファーム)で繁殖牝馬となる[7]。
競走成績
以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。
繁殖成績
血統表
脚注
注釈
出典
外部リンク