アンフィキオン
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生息年代: 前期 中新世 - 後期中新世 ~23–7 Ma
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復元図
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分類
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タイプ種
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†Amphicyon major Blainville, 1841
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シノニム
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- Arctamphicyon? Pilgrim, 1932
- Megamphicyon? Kuss, 1965
- Hubacyon Kretzoi, 1985
- Euroamphicyon? Viranta, 1996
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下位分類群(種)
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リスト
- †A. giganteus? Schinz, 1825
- †A. palaeindicus? Lydekker, 1876
- †A. gutmanni Kittl, 1891
- †A. lydekkeri? Pilgrim, 1910
- †A. shahbazi Pilgrim, 1912
- †A. frendens Matthew, 1924
- †A. ingens Matthew, 1924
- †A. reinheimeri? Cook, 1926
- †A. lactorensis Astre, 1928
- †A. eppelsheimensis Weitzel, 1930
- †A. pontoni? Simpson, 1930
- †A. cooperi Pilgrim, 1932
- †A. pithecophilus Pilgrim, 1932
- †A. sindiensis Pilgrim, 1932
- †A. confucianus? Young, 1937
- †A. riggsi? McGrew, 1939
- †A. tairumensis? Colbert, 1939
- †A. longiramus White, 1942
- †A. astrei Kuss, 1962
- †A. olisiponensis? Antunes & Ginsburg, 1977
- †A. pannonicus Kretzoi, 1985
- †A. laugnacensis Ginsburg, 1989
- †A. ulungurensis Qi, 1989
- †A. lathanicus Ginsburg, 2000
- †A. galushai Hunt, 2003
- †A. zhanxiangi Jiangzuo et al., 2019
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アンフィキオン(Amphicyon)は中新世のヨーロッパ、中東、アジア、北アメリカ、南アフリカなどに生息していた食肉目アンフィキオン科の属である[1]。
種によって全長は異なるが、新しい時代のものほど大型化する傾向があり[2]、大きいものでは全長250 cmにも到達した[1]。体型はヒグマやハイエナに似た体型であるが、歯の形状はオオカミやイヌに似る[3]。このことから「ベアドッグ」とも呼ばれている[1]。
現生のヒグマに似た雑食であり[2][4]、頑丈な顎は骨を砕くのに適していた[5]。特に発達した頑丈な前脚でカリコテリウムのような大型の動物を捕食していたようである[1]。
多くの種がこの属に分類されているもののこれらは単系統ではなく、寄せ集めのゴミ箱分類群であると考えられている[6]。少なくともアジア産の種はすべて別属に分類される可能性がある[6]。
脚注
- ^ a b c d “Amphicyon”. www.prehistoric-wildlife.com. 2024年10月29日閲覧。
- ^ a b 冨田幸光、伊藤丙雄、岡本泰子『新版 絶滅哺乳類図鑑』丸善出版、2011年1月30日、115頁。ISBN 978-4-621-08290-4。
- ^ 實吉達夫 監修、平井敏明 イラスト『No.1決定トーナメント!絶滅動物最強王図鑑 最強だったのは―誰だ!?』学研プラス、2016年6月27日、129頁。ISBN 978-4-05-204480-9。
- ^ “Amphicyon major image buy Uchytel”. uchytel.com. 2024年10月29日閲覧。
- ^ “Amphicyon”. mindat.org. 2024年10月29日閲覧。
- ^ a b 江木直子・荻野慎諧・高井正成「ミャンマー中部の新第三系イラワジ動物相:食肉目」『化石』第104巻、日本古生物学会、2018年、21-33頁。
外部リンク