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アイスクリームサンドイッチ(英語: ice cream sandwich)は、アイスクリームを2枚のビスケット、ワッフル、クッキーなどで挟んだ冷たいデザート。
アメリカ合衆国では、子どもに人気の高いデザートである[1]。
硬く凍った状態より、ほんの少し溶けて軟らかくなっている状態のほうが、風味をしっかり味わうことができるため、自宅の冷凍庫に保管しているものを食べる場合には、食べる5分から10分前に冷蔵庫に移しておくほうが、よりおいしく食べられるとされる[2]。
世界各国の状況
イラン
イランでは伝統的なアイスクリームのバスタニー・ソンナティーは、薄いワッフルのような生地(日本のモナカの皮にも例えられ、特に味はない)で挟んで食べることがある[3]。
タイ
タイ王国では、アイスクリームをパンに挟むアイスクリーム・カノムパン(Icecream Khanom Pang)、カノムパンアイスクリームが食されている(「カノムパン」は「パン」の意)[4][5]。アイスクリームはココナッツやチョコレート、イチゴが定番で、複数の味をミックスできるほか、ココナッツミルクで煮たもち米や練乳、チョコレートソースをトッピングすることもある[4]。
パンとアイスクリームの組み合わせは、タイでは定番でもあるため、アイスクリームの屋台などでアイスクリームを購入する場合は、カップかアイスクリーム・コーンかパンにするか選択できる[5][6]。パンには屋台ではコッペパンが使用されることが多いが、食パンも使用される[5]。
日本
日本ではアイスサンド[7]、サンドアイス[8]や、クッキー2枚で挟んだものをアイスクッキーサンド[9]、ビスケット2枚で挟んだものをビスケットサンド[10]などと呼ぶこともある。また、日本においてはパンにアイスクリームを挟んだものを「アイスクリームサンドイッチ」と呼ぶこともある[11]。
チョコモナカジャンボ(森永製菓)などのアイスモナカも、アイスクリームサンドイッチのカテゴリーに入れられる。
沖縄県を中心に展開しているブルーシールアイスクリームの「ポーラーベア バニラ」は、バニラアイスを2枚のココアビスケットで挟んだ商品[12]。1960年代から販売されているロングセラー商品である[12]。パッケージに描かれたシロクマから「シロクマ」の愛称で親しまれている[12]。
日本アイスクリーム協会によれば、日本では1950年代にはアイスクリームサンドイッチが登場している[2]。アイスクリームが冬季にも食される「通年型デザート」として定着したことなどもあって、アイスクリーム類と氷菓の2018年度の販売額は6年連続で過去最高を更新しており、アイスクリームのスイーツ化が進んでいると共に付加価値が求められるようになっている[2]。アイスクリームサンドイッチは片手に持って、手軽に食べられることから、人気を集めている[2]
出典
外部リンク