あざみ野駅
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この項目では、神奈川県の駅について説明しています。中国語表記が「薊野」である高知県の駅については「薊野駅」をご覧ください。 |
あざみ野駅(あざみのえき)は、神奈川県横浜市青葉区あざみ野二丁目にある、東急電鉄・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)の駅である。
概要
横浜市の北部、青葉区の東部に位置する。周辺は標高50~60mの丘陵地で、駅の東側約1kmの所には東名高速道路・国道246号がある。東京方面・横浜市中心部へのアクセスが良く、ベッドタウンとしても人気が高い地域であることから、住宅地として造成・開発が急激に進んでいる[1]。
乗り入れ路線
東急電鉄の田園都市線と、横浜市営地下鉄のブルーラインが乗り入れ、接続駅となっている。ただし「ブルーライン」は営業上の路線呼称であり、正式路線名は当駅から関内駅まで「3号線」である。
- 東急電鉄
- 田園都市線 - 駅番号「DT16」
- 横浜市交通局(横浜市営地下鉄)
- ブルーライン(3号線) - 駅番号「B32」
歴史
駅名の由来
駅構造
東急電鉄
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。改札口は1階にあり、ホームは2階にある。
2018年9月9日にホームドアの使用を開始した。
非常用設備として折り返し設備(渡り線)を江田駅側に有する(2003年7月新設)が、通常は使用されない。主にあざみ野 - 長津田間で事故等が発生した際に使用されているほか、夜間に藤が丘駅の上り線で一泊した車両が当駅まで回送され、折り返し長津田方面へ回送される運用がある。また、以前臨時で設定されていた当駅始発列車は江田駅の待避線で留置していた。
これにより、東急・東京メトロ・東武の各車両にはあざみ野行きの行先設定がある。
田園都市線の急行運転開始当初は通過駅であったが、横浜市営地下鉄の接続駅となり乗降人数が増え、市民および横浜市からの強い要請もあり、2002年3月28日のダイヤ改正時に急行停車駅となった[3]。
駅長所在駅。あざみ野管内として当駅 - 青葉台間を管理している[4]。
のりば
駅構内設備
有人の定期券売り場は1階にあり、東急バスの定期券も併売される。
待合室はない。上りホームに売店があり、下りホームには鶏惣菜専門店「はまけい」がある。改札内には東急グルメフロント運営の蕎麦屋「しぶそば」がある。
改札外駅構内にはあざみ野駅内郵便局、横浜市市民局あざみ野駅行政サービスコーナーがある。2004年11月20日にはランキンランキン、カフェ、惣菜屋、テコプラザ、青葉区役所出張所などの8店舗の小型商業施設も開業した。
トイレは改札内1階と小型商業施設の奥にある。
横浜市営地下鉄
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札口は地下1階にあり、北進を予定している影響もあるためかホームの位置は深めで地下3階にある[9]。
2007年4月7日にホームドアの使用を開始した。
駅長所在駅。あざみ野管区駅として当駅 - 仲町台間を管理している[10][11]。
駅のデザインは、できるだけ明るく安堵感が持てるように壁は淡いピンク色で、壁面の威圧感を減少させるために表面に陰影の出る二丁掛山型タイル堅張りを使用した。ホームはコンコースと同系色を採用したが、開放感を持たせるために壁にはフッ素樹脂塗装の鋼板を、天井にはアルミスパンドレルを使用することで平滑な仕上げ面にしている[1]
のりば
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。
駅構内設備
バス定期券売り場は2008年4月19日をもって営業を終了した。同所での地下鉄定期券の販売は2007年夏で終了した。待合室はない。トイレは地下1階にある。
改札外駅構内にコンビニエンスストア、売店、上島珈琲店、赤ちゃん休憩室(授乳室)がある。
-
2番出入口(2016年10月)
-
改札口(2021年12月)
-
ホーム(2021年12月)
-
改札口内に設置された パブリックアート高部多恵子「こどもたち未来へ」(1993年3月制作)
利用状況
- 東急電鉄 - 2023年度の1日平均乗降人員は116,404人である[東急 1]。
- 田園都市線内の駅では三軒茶屋駅に次ぐ第4位。
- 横浜市営地下鉄 - 2023年度の1日平均乗降人員は72,564人(乗車人員:36,665人、降車人員:35,899人)である[乗降データ 1]。
- 同局の駅では日吉駅に次ぐ第6位。
年度別1日平均乗降人員
東急・市営地下鉄ともにグリーンラインが開通した2008度直後には利用者数が減少したものの、近年は横ばいである。近年の1日平均乗降人員推移は下記の通り。
年度別1日平均乗降人員[乗降データ 1][乗降データ 2]
年度
|
東急電鉄
|
横浜市営地下鉄
|
1日平均 乗降人員
|
増加率
|
1日平均 乗降人員
|
増加率
|
1999年(平成11年)
|
|
|
66,859
|
|
2000年(平成12年)
|
|
|
70,999
|
6.2%
|
2001年(平成13年)
|
|
|
72,797
|
2.5%
|
2002年(平成14年)
|
107,606
|
|
74,219
|
2.0%
|
2003年(平成15年)
|
114,137
|
6.1%
|
76,254
|
2.7%
|
2004年(平成16年)
|
119,584
|
4.8%
|
78,860
|
3.4%
|
2005年(平成17年)
|
125,464
|
4.9%
|
81,992
|
4.0%
|
2006年(平成18年)
|
131,186
|
4.6%
|
85,147
|
3.8%
|
2007年(平成19年)
|
137,021
|
4.4%
|
91,621
|
7.6%
|
2008年(平成20年)
|
130,785
|
−4.6%
|
78,746
|
−14.1%
|
2009年(平成21年)
|
129,691
|
−0.8%
|
77,384
|
−1.7%
|
2010年(平成22年)
|
129,393
|
−0.2%
|
77,158
|
−0.3%
|
2011年(平成23年)
|
128,986
|
−0.3%
|
76,487
|
−0.9%
|
2012年(平成24年)
|
131,497
|
1.9%
|
76,487
|
2.5%
|
2013年(平成25年)
|
134,569
|
2.3%
|
80,213
|
2.3%
|
2014年(平成26年)
|
133,283
|
−1.0%
|
79,061
|
−1.4%
|
2015年(平成27年)
|
134,691
|
1.1%
|
80,176
|
1.4%
|
2016年(平成28年)
|
135,448
|
0.6%
|
80,749
|
0.7%
|
2017年(平成29年)
|
136,448
|
0.7%
|
80,153
|
−0.7%
|
2018年(平成30年)
|
136,656
|
0.2%
|
80,604
|
0.6%
|
2019年(令和元年)
|
136,108
|
−0.4%
|
80,055
|
−0.7%
|
2020年(令和02年)
|
93,624
|
−31.2%
|
56,266
|
−29.7%
|
2021年(令和03年)
|
[東急 2]103,563
|
10.6%
|
62,908
|
11.8%
|
2022年(令和04年)
|
[東急 3]112,664
|
8.8%
|
69,080
|
9.8%
|
2023年(令和05年)
|
[東急 1]116,404
|
3.3%
|
72,564
|
5.0%
|
年度別1日平均乗車人員(1980年 - 2000年)
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度別1日平均乗車人員[乗降データ 1]
年度
|
東急電鉄
|
横浜市営 地下鉄
|
出典
|
1980年(昭和55年)
|
9,688
|
未開業
|
|
1981年(昭和56年)
|
11,447
|
|
1982年(昭和57年)
|
13,142
|
|
1983年(昭和58年)
|
14,407
|
|
1984年(昭和59年)
|
15,367
|
|
1985年(昭和60年)
|
16,351
|
|
1986年(昭和61年)
|
17,047
|
|
1987年(昭和62年)
|
17,680
|
|
1988年(昭和63年)
|
18,967
|
|
1989年(平成元年)
|
19,874
|
|
1990年(平成02年)
|
21,529
|
|
1991年(平成03年)
|
22,653
|
|
1992年(平成04年)
|
23,457
|
[注釈 1] 31,981
|
|
1993年(平成05年)
|
35,467
|
19,340
|
|
1994年(平成06年)
|
39,345
|
22,979
|
|
1995年(平成07年)
|
41,450
|
25,337
|
[乗降データ 3]
|
1996年(平成08年)
|
42,920
|
27,110
|
|
1997年(平成09年)
|
44,376
|
29,598
|
|
1998年(平成10年)
|
46,639
|
32,362
|
[神奈川県統計 1]
|
1999年(平成11年)
|
48,341
|
33,714
|
[神奈川県統計 2]
|
2000年(平成12年)
|
50,483
|
35,842
|
[神奈川県統計 2]
|
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度別1日平均乗車人員[乗降データ 1]
年度 |
東急電鉄 |
横浜市営地下鉄 |
出典
|
2001年(平成13年)
|
51,702
|
35,855
|
[神奈川県統計 3]
|
2002年(平成14年)
|
54,690
|
36,803
|
[神奈川県統計 4]
|
2003年(平成15年)
|
57,702
|
37,542
|
[神奈川県統計 5]
|
2004年(平成16年)
|
59,975
|
38,668
|
[神奈川県統計 6]
|
2005年(平成17年)
|
62,958
|
39,926
|
[神奈川県統計 7]
|
2006年(平成18年)
|
65,788
|
41,570
|
[神奈川県統計 8]
|
2007年(平成19年)
|
68,765
|
46,055
|
[神奈川県統計 9]
|
2008年(平成20年)
|
66,017
|
39,680
|
[神奈川県統計 10]
|
2009年(平成21年)
|
64,891
|
39,020
|
[神奈川県統計 11]
|
2010年(平成22年)
|
64,755
|
38,897
|
[神奈川県統計 12]
|
2011年(平成23年)
|
64,610
|
38,548
|
[神奈川県統計 13]
|
2012年(平成24年)
|
65,848
|
39,496
|
[神奈川県統計 14]
|
2013年(平成25年)
|
67,355
|
40,424
|
[神奈川県統計 15]
|
2014年(平成26年)
|
66,719
|
39,879
|
[神奈川県統計 16]
|
2015年(平成27年)
|
67,590
|
40,474
|
[神奈川県統計 17]
|
2016年(平成28年)
|
67,736
|
40,790
|
[神奈川県統計 18]
|
2017年(平成29年)
|
68,253
|
40,459
|
[神奈川県統計 19]
|
2018年(平成30年)
|
68,345
|
40,706
|
[神奈川県統計 20]
|
2019年(令和元年)
|
68,009
|
40,423
|
[神奈川県統計 21]
|
2020年(令和02年)
|
46,788
|
28,382
|
|
2021年(令和03年)
|
|
31,763
|
|
2022年(令和04年)
|
|
34,880
|
|
2023年(令和05年)
|
|
36,665
|
|
- 注釈
駅周辺
ウィキメディア・コモンズには、 あざみ野駅に関連するカテゴリがあります。
東急東口
店舗など
東急西口
2006年に西口ロータリー改良工事が施工された。これにより、歩行者が駅前広場内を横断したり、交差点での自動車の渋滞、駅前広場内で一般車がバスやタクシーの走行を阻害するといった問題が解決された。また、2008年7月末には西口駅前広場上家拡張工事が完成し、雨の日にバスを待つ列に並ぶ際に傘を差す必要がなくなった。
店舗など
地下鉄出口1
- 横浜信用金庫 あざみ野支店
- 横浜銀行 あざみ野支店
- 新石川中村公園
- 向根公園
地下鉄出口2
地下鉄出口3
地下鉄出口4
バス路線
停留所名は「あざみ野駅」で、駅西口に隣接してバスターミナルが設けられている。
西口バスターミナルから離れたところに専修大学生田キャンパスへのスクールバス乗り場がある(学生以外は乗車できない)
その他
隣の駅
- 東急電鉄
- 田園都市線
- ■急行・■準急
- たまプラーザ駅 (DT15) - あざみ野駅 (DT16) - 青葉台駅 (DT20)
- ■各駅停車
- たまプラーザ駅 (DT15) - あざみ野駅 (DT16) - 江田駅 (DT17)
- 横浜市営地下鉄
- ブルーライン(3号線)
- ■快速・■普通(快速は新羽まで各駅に停車)
- 中川駅 (B31) - あざみ野駅 (B32)
脚注
出典
- 私鉄・地下鉄の1日平均利用客数
- 私鉄・地下鉄の統計データ
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- 神奈川県県勢要覧
参考文献
関連項目
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外部リンク
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