鎌倉稲荷神社(かまくらいなりじんじゃ)は、埼玉県三郷市の神社。
歴史
1688年(元禄元年)に創建された。この年に長沼村から鎌倉村に分村した。そして伏見稲荷大社から分霊を勧請した。近くの明王院が別当寺であった[1]。
明治初期、近代社格制度に基づく「村社」に列せられた。ところが1910年(明治43年)の神社合祀に際しては、戸ケ崎香取神社に合祀されてしまった。旧氏子はやむなく1914年(大正3年)に遥拝所を建てることになった[1]。
戦後、当地が土地改良区に指定され、土地改良事業が開始された。それに伴い、神社の再興の機運が高まり、1971年(昭和46年)に復祀された。そして1978年(昭和53年)に宗教法人として認証された際、失われつつあった「鎌倉」の地名を冠して「鎌倉稲荷神社」と称することになった[2][1]。
交通アクセス
脚注
- ^ a b c 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 大里・北葛飾・比企』埼玉県神社庁、1992年、532-533p
- ^ つまり、「正式名称:稲荷神社、通称:鎌倉稲荷神社」ではなく、正式名称も「鎌倉稲荷神社」である。
参考文献
- 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 大里・北葛飾・比企』埼玉県神社庁、1992年