『蜘蛛』(くも)は、1926年(大正15年)製作・公開、悪麗之助監督による日本の長編劇映画、サイレント映画時代の剣戟映画である。
略歴・概要
本作は、悪麗之助が阪東妻三郎プロダクションでの監督した第2作である[1]。第1作は同年に「陸大蔵」名義で監督した『無明地獄』であった[1]。当時の悪麗之助は、寿々喜多呂九平とならび「悪魔派」と呼ばれる脚本家であったが、本作では、寿々喜多のオリジナルシナリオを悪が監督した[2]。
本作は、松竹キネマ(現在の松竹)が配給し、同年10月1日に浅草公園六区・帝京座をフラッグシップに全国公開され、同年のキネマ旬報ベストテンで日本映画部門で第10位にランクインした。
本作の上映用プリントは、現在、東京国立近代美術館フィルムセンターにも[3]、マツダ映画社にも所蔵されていない[4]。現存しないとされる映画を中心に、玩具映画を発掘・復元する大阪藝術大学のリストにも存在しない[5]。現状、観賞することの不可能な作品である。
スタッフ・作品データ
キャスト
註
外部リンク