第43回先進国首脳会議(だい43かいせんしんこくしゅのうかいぎ、英語: 43rd G7 summit)は2017年5月26日から5月27日にかけて[1]、イタリア・シチリア島のタオルミーナで開催された先進国首脳会議[2]。2014年5月より、G7はロシアとの間で意味のある議論ができないとして、G8の資格を停止しており、G7だけでサミットを継続開催している。
シルヴィオ・ベルルスコーニが首相として1987年に開催して以来のイタリアでのG7サミットであった。またアンゲラ・メルケルとテリーザ・メイの女性首脳が参加し、G7サミット史上初の2人の女性首脳が出席するサミットとなった。
出席首脳
出席者はG7の首脳陣と欧州連合(EU)の代表者である。欧州委員会委員長は、1981年のサミット以来、すべての会合と意思決定に参加している。
イギリスの首相・テリーザ・メイ、フランスの大統領・エマニュエル・マクロン、イタリアの首相・パオロ・ジェンティローニ、アメリカ合衆国大統領・ドナルド・トランプにとっては初めてのサミットであった。
出席首脳一覧
議題
G7は次の課題に対する共通の努力を強調した。
- シリア内戦の終結
- リビアにおける国際連合ミッションの完遂
- シリアやイラクにおけるISIL勢力の削減
- 北朝鮮に対し、国際連合決議を遵守するよう求める
- ウクライナ内戦に対するロシアの責任
経済活動の支援と物価の安定を確保する一方で、貿易の不均衡とジェンダーの課題に挑戦することが求められた。飢餓の撲滅、競争力の強化、国際保健の向上といった条件づくりに取り組んでいる移民送出国に対して各国が協力することが合意された[3]。
出席者の肖像
招待国首脳
国際機関代表
関連項目
脚注
外部リンク
座標: 北緯34度18分30秒 東経136度49分7秒 / 北緯34.30833度 東経136.81861度 / 34.30833; 136.81861