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愛なんていらねえよ、夏

愛なんていらねえよ、夏
ジャンル テレビドラマ
脚本 龍居由佳里
演出 堤幸彦
今井夏木
松原浩
出演者 渡部篤郎
広末涼子
藤原竜也
オープニング 池田綾子「Life」
製作
プロデューサー 植田博樹
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2002年7月12日 - 9月13日
放送時間金曜日22:00 - 22:54
放送枠金曜ドラマ(TBS)
放送分54分
回数10
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愛なんていらねえよ、夏』(あいなんていらねえよ、なつ)は、TBS系列金曜ドラマ枠(毎週金曜日22:00 - 22:54、JST)で2002年7月12日から9月13日まで放送された日本のテレビドラマ。主演は渡部篤郎。略称は「愛夏」「いら夏」。

愛を信じない救われない男女が出会い、次第に愛の存在に気づいていく物語。目に見えない「愛」という存在を、どこまで信じられるかというテーマも含んでいる。

ストーリー

歌舞伎町ホストをやっていたレイジは、客の女性が犯した横領に関わっているとして警察に逮捕される。半年後出所したレイジに待っていたものは、7億3,000万という多額の借金と仲間の裏切り。借金を返すことが出来なければ、レイジは死ぬことになる。途方にくれるレイジの前に真壁恭一と名乗る弁護士が現れる。鎌倉に豪邸を構える令嬢・鷹園亜子の、生き別れた兄を探してやって来たのであった。レイジは彼女の財産で借金を返済しようと企み、亜子の兄として鷹園家に乗り込む。女性をだますことを仕事にしてきたようなレイジにとって、小娘一人を丸め込むなどたやすいことに思えたが、そこにいたのは心をかたくなに閉ざした盲目の少女だった。

キャスト

ホストクラブを4軒経営し、歌舞伎町の風雲児と呼ばれていた。
大富豪の娘。盲目で白杖をついている。母、兄とは17年前に生き別れている。父からは愛情を受けずに育った。
レイジの店で働くNo. 1ホスト。
鷹園家の家政婦。
地獄の借金回収人。レイジの借金を回収しにくる。
借金回収人。ウエダと共に行動している。
弁護士。亜子の兄を探している。
レイジに拾ってもらったホスト見習い。亜子の生き別れた兄。レイジが逮捕された直後、交通事故に遭い後に死亡する。
喫茶店のマスター。
自称社長夫人でレイジの太客。しかし実態は会社の金を横領している信用金庫職員。

影響

視聴率は当時としては低水準に留まり、プロデューサーの植田博樹とチーフ演出の堤幸彦はこれを「敗北」として、今後自分たちの企画が通らなくなるのではないかという危機感に苛まれたという。これをきっかけに両人は『ケイゾク』のパート2を企画し、それが後に『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』に繋がっている[1][2]

スタッフ

受賞

放送日程

話数 放送回 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
1 LAST10 7月12日 「盲目の令嬢 -money, money, money-」 堤幸彦 11.1%
2 LAST 9 7月19日 「7億3000万の殺意 -kill me, with love-」 09.0%
3 LAST 8 7月26日 「愛を拾いし夜 -I believe you-」 今井夏木 08.1%
4 LAST 7 8月02日 「最高のプレゼント -Happy Birthday-」 松原浩 08.8%
5 LAST 6 8月09日 「優しすぎる嘘 -only truth! I want-」 04.2%
6 LAST 5 8月16日 「最後の夏休み -memory of a firefly-」 堤幸彦 07.1%
7 LAST 4 8月23日 「おまえを絶対守る!! -Weddingdress for death-」 今井夏木 06.3%
8 LAST 3 8月30日 「最後の晩餐 -Farewell to illusions of happiness-」 08.2%
9 LAST 2 9月06日 「想い出の一夜 -I want to die in your arms-」 堤幸彦 05.6%
10 THE LAST 1 9月13日 「光の差す方へ -Autumn has come-」 08.9%
平均視聴率 7.8%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

関連商品

  • ビジュアル
    • ビデオ『愛なんていらねえよ、夏 1〜5』(ポニーキャニオン)
    • DVD『愛なんていらねえよ、夏 1〜5』『愛なんていらねえよ、夏 BOXセット』(ポニーキャニオン)
  • 音楽CD
    • 池田綾子「Life」(ユニバーサル・ミュージック)
  • 書籍
    • 龍居由佳里『愛なんていらねえよ、夏』(角川書店)

リメイク

2006年に韓国で『愛なんていらない』のタイトルで ムン・グニョン主演の映画版リメイクが公開[3][4]。2013年に同じく韓国で『その冬、風が吹く』のタイトルでソン・ヘギョチョ・インソン主演のリメイクドラマがテレビ放送された[3][5]。2021年にトルコの制作会社DD Reklam Film Ticaret A.S.(DD Reklam Film)とTBSがリメイクオプション契約を締結[3]。これはTBSにとって初のトルコでの契約となる[3]

脚注

  1. ^ 「『SPEC〜結〜』けじめ対談」、『オトナファミ』2014年1月号、エンターブレイン、p37。
  2. ^ 「SPEC」生みの親たちが語る“ここだけの話”!? ネタバレ御免!裏話満載のトークショー開催!”. 東宝 (2013年10月31日). 2013年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月10日閲覧。
  3. ^ a b c d 渡部篤郎&広末涼子主演「愛なんていらねえよ、夏」がトルコでリメイク”. cinemacafe.net. イード (2021年3月16日). 2022年1月19日閲覧。
  4. ^ チョ・インソンが5年ぶりに復帰!心温まる恋愛ドラマ「その冬、風が吹く」”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ (2013年2月5日). 2022年1月19日閲覧。
  5. ^ 「愛なんていらねえよ、夏」が韓流リメイク!チョ・インソン、復帰作への思い”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ (2013年6月29日). 2022年1月19日閲覧。

関連項目

外部リンク

TBS系列 金曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
夢のカリフォルニア
(2002.4.12 - 2002.6.28)
愛なんていらねえよ、夏
(2002.7.12 - 2002.9.13)
ママの遺伝子
(2002.10.11 - 2002.12.13)
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