島根県道162号大社立久恵線(しまねけんどう162ごう たいしゃたちくえせん)は、島根県出雲市を通る一般県道である。
概要
出雲市大社町北荒木から出雲市乙立町に至る。
路線データ
路線状況
出雲市芦渡町 - 出雲市乙立町間は細い山道が続くため大型車の通行は困難[注釈 1]。普通車でも路肩が弱く、離合箇所やガードレールがないため避けたほうが無難。このため、島根県道39号湖陵掛合線才谷トンネルが整備されてからは、そちらを通るルートの方が一般的である[注釈 2]。
出雲市高松町の一部区間(神門橋(かんどばし)北方交差点 - 高松駅前橋交差点)についても、案内標識に「大型車通行不可」という表記が見られる[注釈 3]。この区間は狭隘ではないが、道幅から大型車の通行はきわめて難しい。また、JR西日本大社線 旧出雲高松駅付近(主として高松駅前橋交差点付近)では出口が非常に狭いため、いずれにしても大型車の通行には適さない。
起点(出雲市大社町北荒木・北荒木交差点)から出雲市松寄下町・高松中央橋交差点までの区間は、島根県道161号斐川出雲大社線の一部(出雲市大社町杵築東・国道431号交点 - 北荒木交差点)、出雲市道G319号高松319号線(高松中央橋交差点 - 出雲市白枝町・白枝西交差点)、出雲市道G294号高松294号線(白枝西交差点 - 出雲市白枝町・白枝交差点)とともに「大社街道」と通称されている.この大社街道がかつての島根県道28号出雲大社線の現道であった[注釈 4]。かつては出雲市中心部から出雲大社に向かうメインルートであったが、現在は国道431号・島根県道28号出雲大社線現道の整備により交通量が分散された。JR西日本山陰本線 出雲市駅と出雲大社間を結ぶ路線バス(一畑バス)は、現在でも高松中央橋以西は大社街道を通るルートを中心に運行されている[注釈 5]。
通称
重複区間
道路施設
橋梁
- 八幡橋(新内藤川、出雲市)
- 明川橋(赤川、出雲市)
- 神戸橋(神戸川、出雲市、国道9号重複区間内)
- 花月橋(十間川、出雲市)
- 乙立橋(神戸川、出雲市)
地理
通過する自治体
交差する道路
交差する鉄道
沿線
脚注
注釈
- ^ 実際にその区間の手前付近には、大型車の離合困難を示す案内標識が設置されており、迂回を促している。
- ^ また、出雲市芦渡町側に立っている案内標識では、引き返した上で簸川南広域農道(出雲ロマン街道)経由で国道184号を通行して立久恵峡・佐田町方面へ向かう方法が案内されている。
- ^ 神門橋(かんどばし)の出雲市白枝町側と神門橋北方交差点に、実際にそのような案内標識がある。
- ^ 現在の島根県道28号出雲大社線は大社街道のバイパスとして建設された。
- ^ スサノオ観光の外園線は高勢川沿いの従来のルートを走行する。
出典
関連項目