大宮住吉神社(おおみやすみよしじんじゃ)は、埼玉県坂戸市の神社。
歴史
959年(天徳3年)に創建された。長門国(現・山口県)の住吉神社から分霊を勧請したといわれている[1]。
鎌倉時代、源頼朝により北武蔵12郡(入間・比企・高麗・秩父・男衾・賀美・那賀・児玉・横見・幡羅・榛沢・埼玉)の総社に指定された。その後も歴代の領主によって、手厚く保護されてきた。明治以降の近代社格制度では村社、続いて郷社に列せられた[1]。
神楽
当社では、例祭のときに神楽殿で「大宮住吉神楽」と呼ばれる神楽が奉納される[2]。この神楽は江戸から伝わったといわれており、舞や黙劇で構成されている、儀礼的演劇的要素を兼ね備える神楽である[2]。「里神楽」に分類される[2]。現在、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」となっている[2]。
文化財
- 坂戸の大宮住吉神楽(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 平成22年3月11日選択)[2]
交通アクセス
脚注
- ^ a b 埼玉県高等学校社会科教育研究会歴史部会 編『埼玉県の歴史散歩(歴史散歩11)』山川出版社、2005年、67-68p
- ^ a b c d e 坂戸の大宮住吉神楽文化庁
参考文献
- 埼玉県高等学校社会科教育研究会歴史部会 編『埼玉県の歴史散歩(歴史散歩11)』山川出版社、2005年