城山公園(じょうやまこうえん)は、長野県長野市箱清水一丁目の善光寺東隣にある総合公園(都市公園)。
皇太子(のちの大正天皇)慶事記念として整備された、市内で最も古い公園である。
概要
城山は長野市街地北東、善光寺東側に位置する高台であり、東側は急崖になっている。古くは横山城があった地であり、明治に入ってからは午砲台(ドン)や測候所などが置かれた。
この地に嘉仁親王(大正天皇)成婚記念として1900年(明治33年)に公園が整備された[1]。善光寺に隣接することもあって様々な催物の会場となり、また動物園や美術館といった施設も次々と増設されていった。
祭りでは、花見茶屋が行われるほか(後節参照)、かつてはホタル祭りや消防水祭りといった祭りが開かれたことがあった[2][3]。2023年には本公園にて長野灯明まつりの灯籠が展示された。
再整備計画
2020年4月、長野市は城山公園の再整備計画を公表した[4]。再整備計画では長野市少年科学センターの廃止や「ながのこども館(仮称)」の設置などが計画されており[4]、その計画に基づき、長野市城山市民プールや長野市少年科学センターは廃止となった[5][6]。
花見茶屋(花見小屋)
城山公園一帯は市内随一の桜の名所でもあり、毎年時季になると花見茶屋(花見小屋)という仮設の茶屋が立ち並び、夜まで宴会場として賑わう。1948年(昭和23年)以来、70年ほど続くこの花見茶屋の文化は全国でも類を見ないものであり[7]、寒冷地でもゆっくりと花見を楽しむことができる。
茶屋は長野観桜組合(長野市城山観桜組合)の加盟店が出店しており、普段は市内で固定店舗を構える業者が多い。店舗は窓の大きくとられたプレハブ小屋で、居酒屋同様のメニューが供される。最盛期の90年代前半には20店ほどが営業していたという[8]。2017年(平成29年)春は、健御名方富命彦神別神社(城山県社)境内を中心に5店舗が出店し、開花1週間前の4月7日から営業を開始した[7]。
- 2018年(平成30年)4月の花見茶屋の様子
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城山県社境内(日中)
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城山県社東側(日中)
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城山県社境内(夜間)
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城山県社東側(夜間)
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蔵春閣東側(夜間)
沿革
施設
園地内にある又はあった施設。一部公園に付属しないものも含む。既に閉鎖・廃止された施設は取り消し線で記す[18]。
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噴水(改修後)
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長野県立美術館本館
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東山魁夷館(改修後)
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噴水(改修前)
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長野県信濃美術館本館
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東山魁夷館(改修前)
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蔵春閣
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健御名方富命彦神別神社
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城山動物園
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少年科学センター
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信濃招魂社
交通
周辺
脚注
関連項目
外部リンク