万字炭山駅(まんじたんざんえき)は、北海道空知郡栗沢町万字曙町(現・岩見沢市栗沢町万字曙町)にあった日本国有鉄道(国鉄)万字線の駅(廃駅)である。電報略号はマサ。事務管理コードは▲132005[2]。
歴史
駅名の由来
当駅近辺の炭鉱名(万字炭鉱)に由来する。
駅構造
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の西側(万字炭山方面に向かって右手側)に存在した[9]。転轍機を持たない棒線駅となっていた。かつては駅構内に隣接して炭鉱があったため多数の側線を有し、貨物列車廃止後も広い構内が残されていた[10]。元々島式ホーム1面2線であり、駅舎とホームの間もかなり離れていた[11]。
無人駅(簡易委託駅)となっていた。有人駅時代の駅舎は改築され近代的なスレート造りの建物となっており[10]、乗車券が駅舎内で発券されていた。駅舎は構内の南側に位置しホームからかなり離れており、長い通路で連絡した。駅スタンプが設置されていた。
利用状況
駅周辺
周囲を山に囲まれた低地にあった[9]。
駅跡
1999年(平成11年)時点では駅舎が個人に売却され、住宅として再利用されており、ホームも残存していた[12]。2011年には山荘になっていた[13]が、2013年6月に解体された。
当駅跡にも美流渡駅跡、万字駅跡と同じ形状の駅名標をかたどった記念碑が建立されているが、駅舎から離れた位置に設置されている[13]。
また、駅の先にあった万字炭鉱は万字森林公園に整備されているが、1999年(平成11年)時点にはホッパーが半分土砂に埋まった状態で残存していた[12]。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 万字線
- 万字駅 - 万字炭山駅
脚注
関連項目