一乗院(いちじょういん)は、埼玉県さいたま市南区にある真言宗智山派の寺院。
歴史
創建年代は不明である。ただ天正年間(1573年 - 1592年)には既に存在していたとされる[1]。
元々は荒川のほとりに位置していたが、堤防を築くために現在地に移転した[1]。
当院の本堂は、最近になり改築されたものであるが、欄間には旧本堂にあった龍の彫刻がはめ込まれている。島村俊表の作である。幕末期に製作された[2]。
文化財
- 紙本着色三千仏図(さいたま市指定有形文化財 昭和46年3月31日指定)[3]
- 密教法具(さいたま市指定有形文化財 昭和62年3月31日指定)[4]
- 絹本著色両界曼荼羅図(さいたま市指定有形文化財 平成7年2月20日指定)[5]
- 一乗院仁王門(さいたま市指定有形文化財 平成13年2月27日指定)[6]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 青木義脩、丹治健蔵 著『埼玉ふるさと散歩(浦和市・与野市)』さきたま出版会、1992年