リューベック (フリゲート・2代)

リューベック
2009年4月25日、合同演習UNITASゴールドで大西洋上を航行する「リューベック」
基本情報
建造所 ノルトゼーヴェルケ エムデン工場
運用者  ドイツ海軍
艦種 フリゲート
級名 ブレーメン級
艦歴
起工 1987年6月5日
進水 1987年10月15日
就役 1990年3月19日
退役 2022年12月15日
要目
排水量 満載 3,680トン
全長 130.5m
最大幅 14.57m
吃水 6.5m
機関 CODOG方式、2軸推進(可変ピッチ・プロペラ
LM2500ガスタービン × 2基
MTU 20V956 TB92ディーゼル × 2基
出力 51,600 / 10,400hp
速力 30ノット(ガスタービン)
20ノット(ディーゼル)
航続距離 4,000海里(巡航速度:18ノット)
乗員 204名
兵装 76/62 コンパクト単装速射砲 × 1基[1]
MLG-27 27mm機関砲 × 2基
Mk.49 RAM 近SAM 21連装発射機 × 2基
Mk.29 シースパロー 近SAM 8連装発射機 × 1基
Mk.141 ハープーン SSM 4連装発射筒 × 2基
Mk.32 mod.9 連装短魚雷発射管 × 2基
搭載機 リンクス哨戒ヘリコプター ×2機
C4ISTAR SATIR-II CDS + リンク 11
レーダー TRS-3D 3次元対空捜索 × 1基
WM-25 低空警戒/砲/PDMS射撃指揮 × 1基
STIR-180 PDMS射撃指揮 × 1基
ヌークレウス 5000 航法 × 1基
ソナー STNアトラス DSQS-23BZ 船底装備
電子戦
対抗手段
EADS FL-1800S 統合電子戦システム
SCLAR 囮発射機 × 2基
AN/SLQ-25対魚雷囮装置
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リューベックドイツ語: Lübeck, F 214)は、ドイツ海軍フリゲートである。ブレーメン級(122型)フリゲートの8番艦で、同級最後の艦。艦名はドイツ連邦共和国の都市リューベックに因む。

概要

「リューベック」は、ノルトゼーヴェルケ・エムデン工場にて1987年6月5日に起工し、同年10月15日には進水1990年3月19日に竣工すると、ヴィルヘルムスハーフェンを母港とする第4フリゲート戦隊へ編入された。

就役以来、「リューベック」はドイツ連邦軍の実施した多くの海外派兵へ参加している。

1994年1995年1996年には、北大西洋条約機構(NATO)の実施したOperation Sharp Guardの一環で、旧ユーゴスラヴィアへの経済制裁を目的とした海上輸出の監視任務のためアドリア海へ派遣された。

2003年から2004年にかけてと2005年から2006年にかけては、不朽の自由作戦の諸任務に従事した。その中で、2005年11月には「リューベック」が中心となって、アデン湾を経由するクルーズ客船ドイッチュラント」を海賊から護衛した[2]

2007年7月からは、国際連合レバノン暫定駐留軍に参加した。

南オセチアでの武力衝突発生後の2008年8月21日には、第1常設NATO海洋グループに参加するドイツ艦として黒海へ派遣された。そこで行われたNATO合同演習には、リューベックのほか、アメリカ海軍から「FFG-50 テイラー」(FFG-7級)、スペイン海軍から「アルミランテ・ファン・デ・ボルボーン」(アルバロ・デ・バサン級)、ポーランド海軍から「ゲネラウ・カジミェシュ・プワスキ」が参加した[3][4]

2009年には、NATOの軍事演習UNITASに参加した。そこでは、「リューベック」は2発のRIM-7シースパローミサイルで以って標的艦コノリー」を射撃した[5]

2022年12月15日に退役、艦名はブラウンシュヴァイク級(130型)コルベットに引き継がれる。

ギャラリー

脚注

  1. ^ Angaben zur Bewaffnung der F122 auf der Webseite der Deutschen Marine(ドイツ語)
  2. ^ ドイツ海軍の広報 (ドイツ語)
  3. ^ Wilhelmshavener Zeitung vom 4. September 2008 (ドイツ語)
  4. ^ Bericht auf der Webseite der Marine (ドイツ語)
  5. ^ marine.de: Verbannt in die Tiefen des Atlantiks, 4. Mai 2009 (ドイツ語)

関連項目

外部リンク

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