LOAは、通常船体のみの測定で、帆船やトールシップ、レーシングボート(パワーボート)等のバウスプリットや船体の付属物などは除外される[1][2]。しかし、バウスプリット等を含むよう書かれているものもあり[3][4]、紛らわしいことにLOAの考え方に差異がみられる[5][6]。そのため、帆船の全長を示すために、LOAの代わりに"Sparred length"、"Total length including bowsprit"、"Mooring length"、"LOA including bowsprit" などの表記も行われる。
船体の長さから突起物(例えば、バウスプリットなど)を含む船舶の長さを区別するため、甲板の長さ(英語: Length on Deck、略称:LOD)が使われることもある。これは小さい帆船ではLOAがLODと大きく異なる可能性があるので、よく使われる[3][7]。