ラシダ・リー・ジョーンズ (Rashida Leah Jones, 1976年 2月25日 - )[1] は、アメリカ合衆国 の女優 。
来歴
生い立ち
カリフォルニア州 ロサンゼルス 出身。父親はミュージシャンのクインシー・ジョーンズ 、母親は女優のペギー・リプトン [1] 。姉のキダダ・ジョーンズ は女優でウォルトディズニー社のデザイナー。父方からアフリカ系アメリカ人 とウェールズ 系[2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] の、母方からリトアニア 及びロシア 系ユダヤ人 の血を引く[9] [10] [11] [12] [13] [14] 。
中学高校はロサンゼルス郡北部のサンフェルナンド・バレー にある進学校バックレースクールに通い、学校から全国優等生番付(ナショナル・オナー・ソサエティー (英語) )に推薦され同級生から「もっとも出世しそうな同級生」に選ばれている。在学中に演劇指導をティム・ヒルマンに受けた[15] 。14歳のときに両親が離婚すると姉は父の元へ、ラシダは母と家を出てサンタモニカ のブレントウッドへ移った。
ハーバード大学 に進むと[15] [16] 、学生寮キャリアハウス (英語) [17] とエリオットハウス (英語) [18] で暮らした[19] 。
ジョーンズは大学入学当時は法曹界を目指していたものの、O・J・シンプソン事件の裁判 に失望し[20] [21] 、専攻を比較宗教学[22] と哲学 [13] に変えた経緯がある。
学生演劇と社会活動
クラブ活動は学内の劇場「American Repertory Theater」(A.R.T.)[23] で活動するハーバード・ラドクリフ演劇クラブ (英語) とGilbert + Sullivan Players[24] で演劇のけいこをしており、脚本作りを学んだ文芸クラブ「シグネット・ソサエティー」(英語版 )で監査役を務め[24] 、ヘイスティ・プディング・シアトリカルズ (ヘイズティーズ)では「年間女性賞」実行委員会に加わったのち、アカペラ グループの「ハーバード・ラドクリフ・オポチューンズ」の音楽監督でもあったことから[22] 、卒業の前年(1996年)の149回ヘイスティーズ定期公演で共同音楽監督の任を果たしている[24] [25] 。
ジョーンズは幼いころから自分のルックスが「黒人らしくない」ことに悩んでおり、大学2年のときに芝居で黒人役を演じたときは癒されたという[26] 。
学業と演劇・作曲のかたわら、後年のフィランソロピスト の基礎となる社会活動にも関心を持ち、黒人学生連盟や少数民族学生同盟で活躍し[24] PRISMに加わり[27] 、学生編集長として学報「The Harvard Crimson」の取材と執筆や編集にも当たっている。
1997年にハーバード大学 を卒業、同じ年に俳優としてデビューを果たすことになる[28] 。
キャリア
1997年にテレビミニシリーズ『The Last Don』で女優デビュー(マリオ・プーゾ 脚本)。2000年放送のテレビシリーズ『ボストン・パブリック』の女性秘書ルイーザ・フェン役で注目を集め、2002年まで26話に出演しNAACPイメージ・アワード のテレビ助演女優賞 (英語版 ) にノミネートされた。テレビシリーズや映画に出演している。
ミュージシャンやモデルとしても活躍している。
私生活
過去には俳優のトビー・マグワイア [29] 、セス・マイヤーズ 、ジョン・クラシンスキー との交際や、音楽プロデューサーのマーク・ロンソン と婚約したこともある[30] [16] 。2018年には恋人であるミュージシャンのエズラ・クーニグ との間に第一子となる男児を授かった[31] [32] 。
女優のジェシカ・アルバ 、クレア・デインズ 、ナタリー・ポートマン 、俳優のレオナルド・ディカプリオ と親しい間柄。また、ニコール・リッチー やファッションデザイナーのステラ・マッカートニー とは家族ぐるみの付き合いである。
主な出演作品
映画
テレビシリーズ
放映年
邦題 原題
役名
備考
2000
フリークス学園 Freaks and Geeks
カレン
1エピソード
2000-2002
ボストン・パブリック Boston Public
ルイーザ・フェン
26エピソード
2005
Wanted
カーラ・マーセド刑事
13エピソード
2006-2011
ザ・オフィス The Office
カレン
26エピソード
2009-2015
Parks and Recreation
アン・パーキンス
106エピソード
2016-2017
Angie Tribeca
アンジー・トライベッカ
30エピソード
2020
#blackAF
ジョヤ・バリス
メインキャスト
2023
サイロ Silo
アリソン・ベッカー
メインキャスト
脚注
^ a b “Monitor”. Entertainment Weekly (1248): p. 25. (2013年3月1日)
^ Riley, Shay (2010年9月19日). “DID YOU KNOW? The Ancestry Of Quincy Jones ” [知ってる? クインシー・ジョーンズの先祖] (英語). Booker Rising. 2013年10月2日時点のオリジナル よりアーカイブ。208年8月1日閲覧。
^ Jon Stewart (30 July 2012). Interview with Jon Stewart, The Daily Show with Jon Stewart .
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^ Polowy, Kevin (2012年8月2日). “Q&A: RASHIDA JONES ON WRITING, RON SWANSON AND IRRATIONALITY OVER HER RACE” . MTV News . http://www.mtv.com/news/2812592/rashida-jones-celeste-and-jesse-forever-interview/ 2018年5月24日 閲覧。
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^ “Rashida Jones Talks Comedy, Parents” (英語). Porter Edit / NET-A-PORTER.COM . (2018年5月18日). https://www.net-a-porter.com/gb/en/porter/article-063c4861a5b3c294/cover-stories/cover-stories/rashida-jones 2018年5月25日 閲覧 . "Rashida Jones: "I am a product of slaves. I am also a product of Jewish immigrants and Holocaust survivors.""
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^ Quine, Oscar (2014年2月8日). “ラシダ・ジョーンズと会話:通学バスで キム・カーダシアン と一緒だったり、O・J・シンプソンのせいで弁護士を諦めたり、バレンタインデーが大嫌いだったり” (英語). The Independent . 2015年10月21日時点のオリジナル よりアーカイブ。Auglst 1, 2018閲覧。
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^ ポール・ベネディクト ほかプロの俳優が出演する舞台で、NPOが運営している。
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外部リンク