ミシェル=リー・アイ(Michelle-Lee Ahye[2][3]、1992年4月10日 - )は、短距離走を専門とするトリニダード・トバゴの陸上競技選手。2018年コモンウェルスゲームズの金メダリストである。
2011年世界陸上競技選手権大会では女子4×100mリレーのメンバーの1人として出走し、予選で42秒50のトリニダード・トバゴ新記録の樹立に寄与した[4]。
経歴
首都・ポートオブスペインの生まれであるが、母のラクエル・アイ(Raquel Ahye)とともにカレネージ(英語版)に住んでいた。国立カレネージ女子小学校で走る才能が開花し、体育のアコウェ先生(Ms. Akowe)の指導を受けた。ミロ競技大会(Milo Games)で更なる成長を遂げ、同世代の中で最高の選手の1人になった[5]。
2013年と2014年にトリニダード・トバゴ陸上競技選手権大会で100mの覇者となった。2013年にはトリニダード・トバゴ代表としてモスクワの世界選手権に出場した。2014年にはソポトの世界室内選手権に出場し、60m決勝で6位となり、トリニダード・トバゴ記録を更新する7秒10をマークした。同年の屋外大会では13大会中12大会で優勝し、自己ベストの10秒85をマークし、Track & Field Newsのランキングで世界3位に位置付けられた。例えば7月3日のアスレティッシマを10秒98で制し、7月12日のグラスゴーグランプリでは11秒01でシェリー=アン・フレーザー=プライスに勝利した。9月13日のIAAFコンチネンタルカップではアメリカ大陸代表として出場し、2位に入った[6]。
2018年コモンウェルスゲームズでは、トリニダード・トバゴの女子選手として初めて金メダルを獲得した。2020東京オリンピックの100mでは、準決勝でシーズンベストの11秒00(10秒993)をマークし、記録による決勝進出の可能性があったが、0秒001差でダリル・ネイタが決勝に進み、アイは準決勝8位で競技を終えた[7]。
アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン在住で、エリック・フランシスのコーチングの下、ステラ・アスレティックスに所属している[8]。アイはレズビアンであることを公表しており、長年連れ添った女性と結婚している[9][10]。
主な国際大会成績
脚注
外部リンク