プルナシン β-グルコシダーゼ(Prunasin beta-glucosidase、EC 3.2.1.118)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- (R)-プルナシン + 水D-グルコース + マンデロニトリル
従って、この酵素の基質は(R)-プルナシンと水の2つ、生成物はD-グルコースとマンデロニトリルの2つである。
この酵素は加水分解酵素、特にO-及びS-グリコシル化合物加水分解酵素に分類される。系統名は、プルナシン β-D-グルコヒドロラーゼ(prunasin beta-D-glucohydrolase)である。その他、prunasin hydrolase等とも呼ばれる。
出典
- Kuroki G, Lizotte PA and Poulton JE (1984). “Catabolism of (R)-Amygdalin and (R)-Vicianin by Partially Purified β-Glycosidases from Prunus serotina Ehrh. and Davallia trichomanoides”. Z. Natursforsch. C: Biosci. 39: 232?239.