ナチュラル・レコードは、カルディープ・マナクの「Ghariah Milan De」のリミックスを依頼後、パンジャービーMCと契約を結んだ。このシングルはヒットしなかったが、パンジャービーMCはレコード製作を続けた。その後、テレビ番組の『ナイトライダー』で使用されていたテーマ音楽とバングラをミックスさせた「ムンディアン・ト・バティ・ケ」 (ヤツらに気をつけろ!) (1998年、この曲はアルバム『Legalised』によって初めて発表された) により商業的に成功することとなった。インターネットで人気に火がつき、ドイツのレコード会社スーパースター・レコーディングスが取り上げてドイツ、ひいてはイギリスを含むヨーロッパ全体でヒットすることとなった。2003年にはアメリカのラッパー、ジェイ・Zと共同制作した版を「Beware of the Boys」として発売した。
『インディアン・タイミング』において、パンジャービーMCはオフラ・ハザの「Im Nin'alu」からボーカル・サンプリングを行った。彼はアフリカ・バンバータが「インディアン・プラネット・ロック」を録音する以前に「プラネット・ロック」をサンプリングとして利用した。「Jatt Ho Giya Sharabee」では、パンジャービーMCはテレビ番組『私立探偵マグナム』からテーマ音楽をサンプリングとして使用 (後にジェイ・Zとリミックスを共同で行った版が「Beware of the Boys」として販売された)、「ムンディアン・ト・バティ・ケ」はテレビ番組『ナイトライダー』からベースラインをサンプリングとして使用した[3]。
テレビ関係の仕事
2001年、パンジャービーMCはオンタリオ州ミシサガにあるパヤル・バンケット・ホールにおいて、カナダでの初公演を行った。ディージェイ・ラーがホストを務めるこのイベントを扱う特別番組は『The Bhangramentary』と題され、アジア・テレビ・ネットワーク (ATN)で放映された。アルバム『Beware』からの曲「Jatt Ho Giya Sharabee」は、テレビ番組『HEROES』でフィーチャーされた (シーズン1・エピソード2:「振り返るな!」、2006年10月2日放映)。シングル「ムンディアン・ト・バティ・ケ」は『クィア・アズ・フォーク』のエピソードで使用された他、2002年の映画『ベッカムに恋して』でも使用された。「Yaaran Kollon Sikh Kuriye」は『ワイルドボーイズ(英語版)』においてミュージックビデオとして使用された。パンジャービーMCは『トップ・オブ・ザ・ポップス』でミュージックビデオが取り上げられ、「ムンディアン・ト・バティ・ケ」は世界中の音楽番組で取り上げられるようになった。
パンジャービーMCはクヴィンダル・シンやサプナー・アワスティとともにボリウッド映画『ディル・セ 心から』で有名な曲「チャイヤ・チャイヤ(英語版)」のリミックスを行った。この曲はハリウッド映画『インサイド・マン』のオープニング・クレジットの間に流れる曲として使用された。パンジャービーMCの曲「Land of Five Rivers」はWWEレスラー、グレート・カリのテーマソングとして使用され[5]、オムニバス・アルバム『Voices: WWE The Music, Vol. 9』にも収録された。
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
Souled Out (1993年、Nachural)
Another Sell Out (1994年、Nachural)
100% Proof (1995年、Nachural)
『100%プルーフ&ライヴ』 - 100% Proof 'n' Live (1995年、Victor)
Grass Roots (1996年、Nachural)
Magic Desi (1996年)
Legalised (1998年、Nachural)
Dhol Jageroo Da (2001年、Moviebox)
Desi (2002年、Moviebox)
Indian Breaks (2003年、Compagnia Nuove Indye)
Mundian To Bach Ke (2003年、Compagnia Nuove Indye)
『ジ・アルバム』 - The Album (ドイツ盤: Superstar/Warner; ドイツ) (フランス盤: Scorpio; フランス) (UK盤: Instant Karma) (2003年)