ジョー・ギブス・レーシング(Joe Gibbs Racing)はアメリカ合衆国のストックカーレーシングチーム。
沿革
1992年設立。NASCARの聖地とも呼ばれるシャーロットに近いノースカロライナ州ハンターズビルに本拠地を置き、モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズおよびエクスフィニティ・シリーズに参戦している。チームオーナーのジョー・ギブス(英語版)はNFLのワシントン・レッドスキンズのヘッドコーチを務めた経歴を持つ(1981年 - 1992年、2004年 - 2007年)。
NASCAR最高峰クラスのウインストンカップ・シリーズにはチーム設立より2007年までの16年間ゼネラルモーターズの車両(ポンティアック、シボレー)で参戦。2000年にボビー・ラボンテ(英語版)[1]が、2002年および2005年にはトニー・スチュワート[2][3]がドライバーズチャンピオンシップを獲得した。
2008年からはトヨタに変更する。トヨタグループのレーシングカー開発部門、TRD USAの全面協力のもと、実質的なワークスチーム体制を確立している。2015年にはカイル・ブッシュがスプリントカップ・シリーズのドライバーズチャンピオンシップを獲得[4]し、トヨタに初のマニュファクチャラーズタイトルをもたらした。
2016年からはコロラド州デンバーに本拠地を置くファニチャー・ロウ・レーシングと業務提携を行っており、2017年にはファニチャー・ロウ・レーシングのマーティン・トゥーレックス・ジュニアがモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズの年間チャンピオンとなった[5]。
2022年からはジョーの孫であるタイ・ギブス(英語版)が脳震盪で欠場したカート・ブッシュの代役で参戦した[6]。
創設者のジョーをはじめギブス家はモトクロスにルーツを持つものが多く、チームでも2008年から2020年まで『JGRMX』として、ヤマハ陣営としてAMAモトクロスにも参戦していた[7]。2011年当時在籍していたレジェンドライダーのジェームス・スチュワートをNASCARでドライブさせる計画もあったが、実現しなかった。
ドライバー
NASCARカップ・シリーズ
現在(2024年)
過去の所属ドライバー
NASCARチャンピオンシップ
脚注
出典
外部リンク