シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan、1994年4月12日 - )は、アイルランドの女優。
名の「Saoirse」はアイルランド・ゲール語で「自由」を意味する[1]。日本では「シアーシャ」と表記・発音されるが、「エレンの部屋」に出演した際にエレン・デジェネレスから贈られた「私の名前は SUR-SHA」と書いたボードを持ったり[2]、過去のインタビューではアメリカやイギリスだと「サーシャ」と発音されることが多いと答えている[3][4]。しかし、父ポール・ローナンも「シアーシャ」と発音している[5]。
来歴
アメリカ合衆国のニューヨークに生まれる。両親は共にアイルランド人で、父親のポール・ローナンは俳優。3歳の時に両親と共にアイルランドのカーロウ県に移り住んだ[6]。
9歳の時に子役としてキャリアをスタートさせ、アイルランドのテレビシリーズなどに出演した。2007年公開の『つぐない』で13歳という史上7番目の若さでアカデミー助演女優賞にノミネートされて注目を集めた。2009年12月公開[7]のピーター・ジャクソン監督作品『ラブリーボーン』の主役に抜擢され、放送映画批評家協会賞若手俳優賞、ラスベガス映画批評家協会賞若手俳優賞など多くの賞を受賞した。
2015年には『ブルックリン』に主演し、ニューヨーク映画批評家協会賞で主演女優賞を受賞。その後2度目のアカデミー賞及びゴールデングローブ賞にノミネート、3度目の英国アカデミー賞にノミネートされた。
2016年3月にはイヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出で話題となったアーサー・ミラー作『るつぼ』の邪悪な少女アビゲイル・ウィリアムズ役でブロードウェイ・デビューした(7月17日迄の限定上演)。
2017年、人気シンガーのエド・シーランのミュージックビデオ「Galway Girl」にて、エドの恋人を演じ、話題になった。またグレタ・ガーウィグが単独で初めて監督を務めた『レディ・バード』で主演を務め、アカデミー賞、英国アカデミー賞、全米映画俳優組合賞主演女優賞等の数々の映画賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞した。
2019年には再びガーウィグ監督とタッグを組み、『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』に主演した。本作でキャリア4度目となるアカデミー賞、5度目の英国アカデミー賞、4度目のゴールデングローブ賞等にノミネートされる。ジェニファー・ローレンスに続き史上2番目に若い4度アカデミー賞にノミネートされた女優となる。
また、アイルランド・アカデミー賞(IFTA)には10度ノミネートされ、そのうち9度受賞している。9度の受賞はIFTA受賞者内で最多で、また理事に選出されており、名実ともにアイルランドを代表する俳優である。
主な出演作品
映画
著書
寄稿
- Feminists Don't Wear Pink (and other lies): Amazing women on what the F-word means to them, (2018年) Penguin. ISBN 978-0241357187
脚注
外部リンク
|
---|
1950–1960 | |
---|
1961–1980 | |
---|
1981-2000 | |
---|
2001–2020 | |
---|
2021–2040 | |
---|
|
---|
1935–1940 | |
---|
1941–1960 | |
---|
1961–1980 | |
---|
1981–2000 | |
---|
2001–2020 | |
---|
2021–2040 | |
---|