クリストフ・フォン・ドホナーニ(Christoph von Dohnányi [doˈnaːni], 1929年9月8日 - )は、ドイツ出身の指揮者、作曲家。
来歴
1929年、ベルリン生まれ。祖父はハンガリーの高名なピアニスト・作曲家であるエルンスト・フォン・ドホナーニ。
第二次世界大戦後、ミュンヘン大学で法律を学ぶが、1948年に音楽の道に転じ、指揮と作曲でリヒャルト・シュトラウス賞を獲得してミュンヘン音楽大学[2]を卒業、祖父(後述)の元で作曲を学ぶためフロリダ州立大学に留学する。アメリカではレナード・バーンスタインに師事したと言われる。その後、指揮の勉強に専念し、1952年にゲオルク・ショルティの指名により、フランクフルト歌劇場の助手となる。フランクフルト歌劇場音楽監督、ハンブルク歌劇場音楽監督などを経て、1982年~2002年にはクリーブランド管弦楽団音楽監督としてと長きにわたる名コンビを組んだ。
オペラと演奏会の両方で評価が高く、ドイツ系の現役指揮者として重鎮的存在である。
ドホナーニに影響を与えた人物
ドホナーニはしばしばヘルベルト・フォン・カラヤンのリハーサルを見学していた。
家族・親族
録音
デッカ・レコードに多くの録音を残している。1990年代には、ショルティ以来となるデッカの『ニーベルングの指環』のスタジオ録音にクリーヴランド管弦楽団と取り組んだが、未完に終わっている。そのレパートリーは古典派から現代音楽まで非常に多岐にわたる。
脚注
参考文献
外部リンク