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かつて東京12チャンネル(テレビ東京)で放送されていたテレビドラマの「あいつと俺」とは異なります。 |
『あいつと私』(あいつとわたし)は、石坂洋次郎の小説である。『週刊読売』に連載し、その後新潮社で刊行した。文庫版は新潮社文庫と徳間文庫がある。過去に映画化、ドラマ化されている。
あらすじ
ごく一般的な家庭に生れ育った常識人の浅田けい子と、特異な家庭環境に加え出生の秘密も抱え持ちニヒリスティックな性格の黒川三郎は大学の同級生である。あまりにも対照的な「あいつ」(黒川)と「私」(けい子)を軸にして、現代の学生風俗と学園風景や愛情関係など時には深刻な話題をちりばめながらもユーモア精神で前向きに歩いていく二人だった。
書誌情報
映画版
1961年と1976年に2度映画化されている[1]。
1961年版
同年9月10日公開。主演は石原裕次郎。
キャスト
スタッフ・作品データ
1976年版
4月24日公開。主演は三浦友和。
キャスト
スタッフ
同時上映
『エデンの海』
ドラマ版
1963年と1986年にフジテレビが、1967年に日本テレビがそれぞれドラマ化している。
1963年版
1963年12月1日から1964年1月5日までフジテレビの『さくらスターライト劇場』枠で放送。同枠放送作品の第1弾。
キャスト
スタッフ
フジテレビ系列 日曜21:45枠 (本番組から『さくらスターライト劇場』) |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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あいつと私(1963年版) (1963年12月1日 - 1964年1月5日)
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1967年版
1967年2月13日から同年7月3日まで日本テレビ系列局で毎週月曜 20:00 - 20:56 (日本標準時)に放送。同枠で続けて放送されていた石坂洋次郎原作シリーズの第6弾である。
2016年7月24日に発売されたDVDとして初めてソフト化された[3]。
- 製作:日本テレビ、日活
- 放送期間:1967年2月13日 - 7月3日
- 放送回数:全18話
- 放送形態:モノクロフィルム作品
キャスト
スタッフ
放送日程
回数 |
放送日 (1967年) |
サブタイトル |
脚本 |
監督
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1 |
2月13日 |
プールの底のあいつ |
松木ひろし |
西村昭五郎
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2 |
2月20日 |
夜空の上のあいつ
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3 |
2月27日 |
とても憎いあいつ
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4 |
3月6日 |
そよ風の中のあいつ |
千野皓司
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5 |
3月13日 |
殴られたあいつ
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6 |
3月20日 |
旅情のあいつ
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7 |
3月27日 |
見つめていた私
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8 |
4月3日 |
素足で駈ける私 |
斎藤耕一 |
柳瀬観
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9 |
4月10日 |
夕陽に微笑む私
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10 |
4月17日 |
幸せを祈る私 |
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鍛冶昇
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11 |
4月24日 |
嵐の中の私 |
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12 |
5月1日 |
噂の私 |
松木ひろし
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13 |
5月8日 |
土砂降りのあいつ |
柳瀬観
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14 |
5月22日 |
星に賭けるあいつ
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15 |
5月29日 |
アフリカから来た男
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16 |
6月12日 |
マッサラーマ、夏の日
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17 |
6月26日 |
呼ばれたあいつ |
千野皓司
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18 |
7月3日 |
アイ・ラブ・あいつ |
鍛冶昇
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日本テレビ系列 月曜20:00枠 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
何処へ(1966年11月14日 - 1967年2月6日)
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あいつと私(1967年版) (1967年2月13日 - 7月3日)
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1986年版
1986年5月15日にフジテレビの『木曜ドラマストリート』枠で放送。映画版では大学生だが、木曜ドラマストリート版では主人公及び同学年の友人は都立高校二年として設定。
[1986年フジテレビ/アズバース発売の「中山美穂のあいつと私」VHSより]
同年3月に放送の『藤子不二雄の夢カメラ』に続く中山美穂のフジテレビ系ドラマ出演作第2作で、本作では主演女優となっている。主演の中山と松村雄基は、翌年に放送のフジテレビ系連続ドラマ『おヒマなら来てよネ!』で再度共演した。
キャスト
スタッフ
脚注
外部リンク