Wireless Application Protocol Bitmap Format(Wireless Bitmap と略記される)とは、モノクロームの画像ファイルフォーマットであり、携帯機器向けに最適化されている。ファイル拡張子は .wbmp であり、WBMP と記されることもある。
WBMP 画像はモノクロ(黒と白)であり、ファイルサイズは小さい。黒いピクセルを 0、白いピクセルを 1 で表す。
WAPでは、カラー画像としてはGIF、JPEG、PNGなどの形式をサポートしている[1]。
なお、unitvar とは、ビット列を7ビットずつに分割し、最後尾の7ビットだけは最上位ビットを 0、それ以外は最上位ビットを 1 としたバイト列にすることで、可変長整数を表す形式である。
以下の例では、b = 黒、w = 白を意味する。
行1 - bwb 行2 - wbw 行3 - bwb
というビットマップを WBMP で表すと、次のようになる。
オクテット 1: 00000000 (WBMP type) オクテット 2: 00000000 (Fixed header) オクテット 3: 00000011 (Width) = 3 オクテット 4: 00000011 (Height) = 3
オクテット 5-7: 各行が 3 ビットなので、5ビットずつパディングする。
オクテット 5: 010 00000 (行1) オクテット 6: 101 00000 (行2) オクテット 7: 010 00000 (行3)