TeamUKYO(ちーむうきょう)は、2001年に片山右京が設立したスポーツチームである。現在はJCL TeamUKYO(じぇいしーえるちーむうきょう)と名前を変え、日本国籍チーム初のツール・ド・フランス出場と表彰台を目指して、日々世界と戦っている。
概要
片山右京のマネジメント会社であるKATAYAMA PLANNINGが運営。右京が監督を務めるレーシングチーム、自転車ロードレースチームの名称となっているほか、登山活動をする時にも「TeamUKYO」の名称が用いられている。
レーシングチーム
2001年にセルモにメンテナンスを委託して全日本GT選手権にトヨタ・スープラで参戦。ドライバーは片山右京と近藤真彦。右京が不在のときは脇阪薫一がステアリングを握った。しかし、マシンが旧式(2000年型)のせいか不調でタイムも出ず、2ポイント(近藤と脇阪のみ)の獲得に終わった。だが、第5戦ではポールポジションを獲得した。
2002年は前年とほぼ同様の体制で参戦。ドライバーも近藤真彦のまま。しかし、右京がエベレストへの登頂に挑戦するため、第4戦からは若手の下田隼成を起用した。
2003年はレース活動を行わなかった。
2004年はネッツカップ・ヴィッツレースに参戦して、田中雅基、立澤宏明、小林えりこ(えりぼぉ)ら若手の育成を行ったりしているが、以後は散発的な活動となった。
2011年から2013年までグッドスマイルレーシング、Studieと共同でSUPER GT・300クラスに「GSR&Studie with TeamUKYO」として初音ミクを車体にラッピングしたBMW Z4で参戦、右京がスポーティングディレクターを務めた。2012年には同チームがマシンを2台体制に拡充したため、右京はセカンドカーの4号車の監督を兼任した。
2014年からは引き続きSUPER GT・300クラスに参戦するが、Studieと離れ「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」と名称を変更。同年以降、右京がチーム監督を務めている。マシンをメルセデス・ベンツ SLS AMG GT3
にスイッチし2015年まで使用した。2014年シーズンはドライバーズタイトルを獲得している。
2016年にはマシンをSLS AMG GT3からAMG GT GT3にスイッチする。2017年にはドライバーズタイトルとチームタイトルを獲得した。
自転車チーム
JCL TEAM UKYO |
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チーム情報 |
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UCIコード |
JCL |
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本拠地 |
日本 |
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創設年 |
2012年 |
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種目 |
ロードレース |
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格付け |
UCIコンチネンタルチーム |
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自転車 |
FACTOR |
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首脳陣 |
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GM |
片山右京 |
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監督 |
片山右京/パブロ・ウルスタン |
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右京は2010年より宇都宮ブリッツェンの選手兼アドバイザーとして自転車ロードレースでの活動を行ってきたが、2012年からはこれを拡大する形で新たにサイクルロードレースチームを設立し、国際自転車競技連合(UCI)のコンチネンタルチームとして活動することになった。UCIコードは「UKO」。
2016年までは主にJプロツアーの国内を主戦場に2013-2015までホセ・ビセンテや畑中勇介を擁し個人総合優勝し、団体総合でも2013、2015、2016と3度の優勝を果たしたチーム右京だが、2017年からはアジアUCIレースやヨーロッパ遠征など海外をメインの主戦場にする。
2017年、 日本選手権ロードレースにて畑中勇介が優勝。
2021年、片山の地元相模原市をホームタウンにした「TEAM UKYO相模原」に改称し、新たに発足されるジャパンサイクルリーグに参戦[1]。
2023年より「JCL TEAM UKYO」の名で、日本国籍のチームとして史上初のツール・ド・フランス表彰台を目標に国際レースに出場する[2]。
自転車競技チーム陣容
2020年
歴代陣容
脚注
外部リンク