Sound Horizon(サウンドホライズン)は、サウンドクリエイター、Revoが主宰する日本の音楽ユニット。略称は「サンホラ」または「SH」。他作品とのコラボレーションを専門とする別名義に「Linked Horizon(リンクトホライズン)」がある。
Revo個人のウェブサイトを前身とし、2001年末より同人音楽サークルとして活動を開始。2004年にベルウッドレコード所属アーティストとしてメジャーデビュー。のちにキングレコードに所属を変え、2011年10月よりポニーキャニオンに所属。一部は他のレーベルから発売された作品もある。
自らを「幻想楽団」と称し、物語性のある歌詞と組曲的な音楽形式による「物語音楽」を主な作風とする。作品は“Story CD”と銘打たれたコンセプト・アルバム群を主軸に展開しており、物語の細部や結末はあえて曖昧にされていることが多い。これについてRevoは自身のサイト上、及びコンサートのMC・インタビューなどで「人それぞれの解釈を楽しんでもらいたい」と語っており、PVやアルバムのコンサートツアーにおいては演出担当にRevoとは別のスタッフを招き、「解釈の一つとして見て欲しい」という形態をとっている[1]。
歴史をテーマに掲げている作品も多く、楽曲の中には世界各国の言語などが用いられ、地名を捩ったもの、あるいは実在する地名が使われている。登場キャラクターの中にも、実在した歴史上の人物がモデルになっているものがある。
歌詞や登場人物の繋がり、アルバムを超えて意図的に同じ旋律やフレーズが使われているなど、楽曲や旋律に仕掛けが施されている。各CDのパッケージやブックレットに仕掛けも多くみられ、歌詞の読み替えをはじめ、歌詞が絵本の挿絵のような影絵になっていたり、あえて歌詞が書かれていない部分なども数多く存在する。また、CDのケースを分解すると暗号やメッセージが出てくるなど、隠し要素としてパッケージやブックレットの中に謎解き要素やメッセージが仕掛けてある事も多い。隠しボーナストラックなどの仕掛けは同人時代から存在するが、『少年は剣を…』以降、キングレコードに所属していた頃にリリースしたシングルやアルバムにはケース及びブックレットなどに特設サイトへのURLが隠れているものもあり、謎解きをする事でボーナストラック音源がダウンロードできるというおまけ要素も存在した。ポニーキャニオンに移籍した以降はキングレコード内にあった特設サイトが閉鎖されたため、現在は閲覧不可能となっている。また、CDの発売情報やライブの開催情報などを発表する際にも、公式HP、Revo本人のサイト、LINEの公式アカウント、Twitterの公式アカウントなどから「謎解き」要素が盛り込まれたメッセージを発信する事もある。
ジャケットイラストやブックレットの挿絵、各ストーリーCDのキャラクターデザインは、メジャーデビュー以前の作品から現在に至るまでyokoyanが手がけている。
2012年6月、他作品とのコラボレーションを専門とする新プロジェクトとして「Linked Horizon(リンクトホライズン)」を発表。
自主制作初期の作品ではRevo自身による楽器演奏や打ち込み音楽を中心としていたが、『Thanatos』以降の作品では、AramaryやJimangによるボーカルと「語り」と呼ばれるナレーションや台詞が入るようになり、『Chronicle 2nd』以降はサポートメンバーを起用している。
Aramary脱退後の2006年春、第2期活動からは「Revoソロプロジェクト」となり、歌手や奏者については特定せずに必要に応じて編成する形態をとっている。ボーカルやナレーション、複数の役をAramaryがメインで担当していた第1期に対し、第2期では複数の新しい歌い手・語り部分に歌手や声優などを起用し、それぞれ役割分担がなされている。
必要に応じて多様な歌手や奏者、ダンサー、声優、役者等を起用しており、Jimangをはじめ、多数のCDやコンサートに出演している者もいるが、あくまでゲストとしての参加形態となっている。具体的な参加メンバーは、各CDやコンサートの項目を参照。
参加声優を含め各アルバム・シングル毎に編成が異なるため、それぞれ該当作品のリンク先を参照。
初期の自主制作CDについては同項目の「#自主制作CD」の欄に記載。
2023年
5月28日:ラフォーレミュージアム六本木6月10日:大阪 SUN HALL6月11日:名古屋 Electric Lady Land6月18日:Shibuya O-EAST(追加公演)
2006年11月26日:中野サンプラザ12月5日:Zepp Nagoya12月6日:なんばHatch(追加公演)2007年1月6日:大阪厚生年金会館 芸術ホール1月8日:東京厚生年金会館(追加公演)
8月19日:戸田市文化会館8月20日:大阪厚生年金会館 大ホール8月21日:Zepp Fukuoka9月4日:Zepp Sendai9月10日:Zepp Nagoya9月14日:中野サンプラザ
4月29日:神戸ワールド記念ホール4月30日:パシフィコ横浜5月15日:東京国際フォーラム
2008年9月11/13/14/15/17/18日:東京 JCB HALL2009年1月7/8/9日:東京 JCB HALL(追加公演)
3月21/22日:横浜BLITZ4月3日:Zepp Sendai4月5日:Zepp Sapporo4月9/10日:Zepp Tokyo4月12日:Zepp Fukuoka4月18/19日:Zepp Osaka4月25/26日:Zepp Nagoya5月2/3日:東京 JCB HALL(追加公演)
2010年12月22/23/25/26日:パシフィコ横浜12月29/30日:東京国際フォーラム2011年1月13/14日:パシフィコ横浜(追加公演)
7月2日:千葉 市原市市民会館7月7日/8日:東京 NHKホール7月13日:埼玉 川口総合文化センター リリアホール7月15日:北海道 ニトリ文化ホール7月22日:福岡サンパレス7月28日:広島 ALSOKホール7月30日:新潟テルサ8月6/7日:愛知県芸術劇場8月11/12日:神戸国際会館こくさいホール8月14日:栃木県総合文化センター8月19日:静岡 アクトシティ浜松8月27日:韓国 AX-Korea9月10日:大阪城ホール9月16/17日:横浜アリーナ(追加公演)
4月25/26日:NHKホール4月29/30日・5月2/3/4日:大阪オリックス劇場5月20/21日:東京国際フォーラム5月23/24日:東京国際フォーラム(追加公演)
1月19日:東京国際フォーラム
2月5/6/7日:東京ガーデンシアター
3月30日:パシフィコ横浜 国立大ホール
Sound Horizonのライブコンサートは、公演形式から主に以下の二種類に分類される。
コンサートや広報活動においては、ファン参加型の演出として「移動王国 Sound Horizon Kingdom」という概念を用いている。
これは、ラジオ番組「こむちゃっとカウントダウン」におけるRevoの発言(詳細はRevo個人の項を参照)に端を発し、演出家からの提案により2006〜2007年の『Roman』のコンサートツアーから公式に使用されるようになったものである[3]。
国王は「Revo一世」、国民はファンで、領土は“国民一人一人の心の中”にあり、それゆえ国体は一定の領土を持たない「移動王国」、事務所サイドは「宮内庁」、ライブツアー形式の公演は「第○次領土拡大遠征」と設定されており、コンサート等のイベント開催時は、イベント名と日付を記した「入国証明印」が毎回会場内に設置され、公式グッズとして販売されているパスポートに記念として押印することができる。また、物販コーナーでの遊び心として価格表示を「キングダム(設定上の通貨)」、グッズ類ではTシャツなど身につけるものに「守備力+5」、お菓子などの食べ物類に「空腹度-40」など、それぞれロールプレイングゲームのようなステータス表記がされており、それらは公式サイトでのライブ・コンサートツアーのグッズ告知や物販コーナーの販売物一覧などに小ネタとして記載されている。
2007年夏には国歌(テーマソング)として「栄光の移動王国 -The Glory Kingdom-」が制定され、以降、公演の締めに観客が斉唱する事が多い。歌詞は一般公募によって集められたフレーズを元にRevoが作詞したものであり、2009年春には同様にスタッフからの案を元にした二番が追加、更に2011年夏の「第一次領土復興遠征」ではフルコーラスの楽曲として完成した。
収録曲の詳細が書かれていない作品についてはリンク先の各項目を参照。
Revo個人名義での参加作品は「Revo」の項目、Linked Horizon名義での参加作品は「Linked Horizon」の項目を参照。
メジャーデビュー以前に制作されたアルバム。イベントやショップ限定で販売されたものが殆どであり、全て廃盤。
それぞれボーナストラック(原曲の逆再生曲やPC用サウンドなど)がCD EXTRAのデータトラックとして同梱され、PCから直接フォルダを開くことで視聴することが可能。
ボーナストラック(CD-EXTRA)
※未収録おまけ曲に「SH電波」[注 1]
Story CDでは唯一のインストゥルメンタル楽曲のみによるアルバムコーラス・ボイス担当で葉芹、ボイス担当で宮坂紀伊が参加後にリニューアル盤である「Chronicle 2nd」が発売
この作品からAramaryが参加
この作品からJimangがボーカル・ナレーションで参加ボイス担当にYasrow、バイオリン担当に篠崎ゆかりが参加
Story CDではなくPleasure CDとして発売
Story CDではなくPleasure CDの第二弾として発売
詳細は Chronicle 2nd#収録曲 を参照
主にコンサート及びライブ限定の楽曲。一部は各公演の映像ソフトに収録されている。この他にも歌詞やバージョン違いなど多数存在する。
Revo個人名義で出演しているものは「Revo」の項目、Linked Horizonとして出演しているものは「Linked Horizon」の項目に記載。
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