SARSコロナウイルス2-イオタ株

SARSコロナウイルス2-イオタ株(サーズコロナウイルスツー イオタかぶ、英語: SARS-CoV-2 Iota variant、別名: 系統 B.1.526)は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の原因ウイルスとして知られるSARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2) の変異株である。2020年11月にアメリカ合衆国ニューヨーク州で最初に検出された。

世界保健機関 (WHO) は注目すべき変異株 (VOI) に指定し、WHOラベルではイオタ株 (Iota variant) に分類していた[1]が、2021年9月にVOIから除外された[1][2][3]

2021年4月11日時点で、少なくともアメリカ48の州と18ヶ国で検出されている。

分類

命名

2020年11月、この系統がアメリカのニューヨークで初めて記録され、後に系統 B.1.526 (lineage B.1.526) と命名された[1][4]。2021年5月末、WHOは懸念される変異株 (VOC) や注目すべき変異株 (VOI) にギリシャ文字を使用する新しい方針を導入した後、系統 B.1.526に対しイオタ (ι:Iota) のラベルを割り当てた[1][4]

変異

脚注

  1. ^ a b c d Tracking SARS-CoV-2 variants” (英語). who.int. World Health Organization. 2021年10月1日閲覧。
  2. ^ 新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生について - 厚生労働省 (2021年9⽉24⽇) 、2021年10月1日閲覧。
  3. ^ 当センターにおける新型コロナウイルス変異株のスクリーニング検査結果について(2021年10月12日更新)”. 東京都健康安全研究センター. 2021年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。
  4. ^ a b “新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告”. 厚生労働省. (2021年6月8日). https://www.forth.go.jp/topics/20210611.html 2021年10月2日閲覧。 

関連項目

外部リンク