『R・I・O・T』(ライオット)は、2018年12月12日に発売されたRAISE A SUILENのデビューシングルである[2]。1stアルバム「THE THIRD(仮)1st ライブ」が「THE THIRD(仮)」名義でのリリースのため、RAISE A SUILENとしてのシングルおよびアルバムリリースは今作が初となる。
今作の表題曲である「R・I・O・T」は、テレビアニメ『BanG Dream!』第2期第10話の挿入歌に起用され、2018年9月2日から11月25日までの土日祝に実施された「バンドリーマー感謝キャラバン」の配布CDに収録された同曲のフルサイズバージョンを音源化している[3]。また、同日に発売されたPoppin’Partyの12thシングル『キズナミュージック♪』、Roseliaの7thシングル『BRAVE JEWEL』との3タイトル同時購入特典としてカバー曲のゲームサイズバージョンを収録した『カバー曲(game size ver.)サンプラーCD』が配布された(CD収録曲は特典CD項を参照)[4]。
カップリングの「UNSTOPPABLE」はアニメ『カードファイト!! ヴァンガード(2018年版)』エンディングテーマに起用された[5]。
初回生産特典として、「BanG Dream! 7th☆LIVE」の先行抽選申込券が封入される[6]。
ボーカル兼ベーシストのRaychellはMikikiとのインタビューの中で、「R・I・O・T」の音楽性を「EDMロック・サウンド」と称し、バンドにDJがいるからこそ成り立つサウンドであると述べている[7]。Raychllは「私たちは以前から個々で音楽をやっていたのでそこから滲み出る〈ワルさ〉と言いますか、そこに綺麗なキーボードとDJの遊びもあって出来た音かなと。」と述べている[7]。また、同楽曲の歌詞の内容について、Raychellは自分たちがこの先向かうステージそのものが描かれていると説明しており、レコーディングにおいてはその表現を意識したと話している[7]。 カップリング曲の「UNSTOPPABLE」は、バンドが最初に収録にのぞんだ楽曲であり、心の中の欲求や感情がよく表れた曲だとされている[8]。RaychllはMikikiとのインタビューの中で、歌も演奏も難しかったが、聴いた者の感情を引き出すだけのパワーがあると思うと述べている[7]。
2021年のツアーライブ「BE LIGHT」のセットリストには「UNSTOPPABLE」と「R・I・O・T」が組み込まれた。このうち、「UNSTOPPABLE」は、冒頭でRaychellがピアノの伴奏をバックに1フレーズ歌い、そこから全員が演奏を開始するという方式が取られた[9][10]。 また、同年秋に行われたMorfonicaとの合同ライブでは、この2バンドで「UNSTOPPABLE」と「flame of hope」が披露された[11]。
全作詞:織田あすか*、全編曲:菊田大介*