「no no darlin' 」(ノー・ノー・ダーリン)は、CHAGE&ASKA (現:CHAGE and ASKA)の楽曲。自身の30作目のシングル として、ポニーキャニオン から1992年 10月10日 に発売された。
背景・リリース
1992年7月からアルバム『GUYS 』のレコーディングが始められ、制作している時に先行シングルとして発売するのは「GUYS 」が候補として挙げられていた。しかし、スタッフやその場のアーティスト達と会話して評判が良かった「no no darlin'」をシングルとして発売する意見が一致したことで発売された[ 2] [ 3] :140-166 。本作に収録されている2曲のレコーディングは『GUYS』のレコーディングと並行で行われている[ 3] :164-166,171 。
本作は自身の単行本『10年の複雑(上)』『10年の複雑(下)』と同時発売された[ 4] 。
チャート成績・批評
オリコンによる累計売上枚数は67.5万枚を記録している[ 5] 。
ASKAは「GUYS」でなく「no no darlin'」を先行シングルの表題曲にした理由として、「作品が出来上がるにつれて、売れる、売れないではなく皆がいいなと思うものをシングルにしたいっていう気持ちに思えたことが要因」と公言している[ 6] 。
レミオロメン の藤巻亮太 が初めて買ったCDは本作である[ 7] 。
収録曲
一覧
# タイトル 作詞 作曲 編曲 時間 1. 「no no darlin' 」 飛鳥涼 飛鳥涼 飛鳥涼・Jess Bailey 5:09 2. 「今日は…こんなに元気です 」 飛鳥涼・青木せい子 CHAGE 村上啓介 4:52 3. 「no no darlin' (オリジナル・カラオケ) 」 飛鳥涼 飛鳥涼・Jess Bailey 5:06 合計時間:
15:07
楽曲解説
no no darlin'
SUBARU 「インプレッサ 」「ヴィヴィオ 」CMソング。
テーマは「男性の愛の気負いを、女性がさとす」である[ 2] 。ASKAは詞を書いている際に、太田裕美 の「木綿のハンカチーフ 」を想い出したと語っている[ 8] 。
サビでは主旋律をCHAGE (現:Chage)や女性を含むバックコーラスが歌い、ASKAはそこにフェイクをかぶせて歌っている[ 9] 。この女性は当時CHAGE&ASKAのディレクターを担当していた佐多美保であり、担当していた他のアーティストのガイドボーカルの経験があることや彼女の声が楽曲のイメージどおりであることから、ASKAとCHAGE&ASKAのプロデューサーの山里剛によって指名された[ 2] [ 3] :141,162-166 [ 10] 。
アルバム『GUYS』を制作している時に付けられていた仮タイトルは「M-4 」であった[ 3] :156 。
『GUYS』に収録される際は、終盤にサビが繰り返される場面においてシングル盤よりもサビ約1回分長いバージョンが収録されている。
今日は…こんなに元気です
CHAGEとASKA出演の国内信販 「KCカード」CMソング。日本航空 CMソング。
渋谷スクランブル交差点 をイメージして、ドラマ仕立てに作られた曲。制作当初の仮タイトルは「SHIBUYA」だった[ 6] 。CHAGEはロンドンでの時差ボケや精神状態が不安定だったことでレコーディングの歌入れに苦戦していた[ 3] :171-178 。
CHAGEは制作の段階でASKAのイメージがあるということで、ASKAにメインボーカルをお願いしている[ 3] :171 。そのため、Aメロ・サビをASKAがメインボーカルで歌い、BメロをCHAGEがメインボーカルで歌っている。曲の中盤ではASKAのセリフが入っている。2002年発売のセルフカバー ・アルバム『STAMP 』では、すべてCHAGEがメインボーカルで歌っている[ 注 2] 。
no no darlin' (オリジナル・カラオケ)
参加ミュージシャン
no no darlin'
今日は…こんなに元気です
Piano:Jess Bailey
E.Guitar:村上啓介
Synth Sound Designer:森達彦 、土岐幸男
収録アルバム
国内盤
海外盤
カバー作品
no no darlin'
14カラット・ソウル(14 Karat Soul) (1994年、カバー ・アルバム『TRANSPACIFIC』)
脚注
注釈
^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数40万枚以上の作品に適用。
^ セリフ部分はオリジナルと同じくASKAが担当している。
出典
外部リンク
Chage - ASKA シングル
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