MF文庫Jライトノベル新人賞(エムエフぶんこジェイらいとのべるしんじんしょう)は、KADOKAWAの社内ブランド・メディアファクトリーが2004年から主催している日本の公募新人文学賞である[1][2][3]。
概要
3ヵ月単位で年4回の予備審査を行い、通年で各賞を決定する[4](該当作品無しの場合もある[注釈 1])。佳作以上の作品は同ブランドのライトノベル系文庫レーベル・MF文庫Jからの刊行が確約される。第8回では優秀賞、審査員特別賞、佳作の10作品全てにPVを制作したことでも話題となった[5]。
なお、第13回より応募要項が一部改訂され、最優秀賞該当作が特に抜きんでて優れていると認定された場合、最優秀賞に代わって大賞が授与されるようになった[6]。
さらに、各期の予備審査で惜しくも佳作には選出されなかったものの、投稿作が三次選考を通過しており、「光る才能がある」と認められた作品の応募者について認定し、決定後3ヶ月間に限り毎月2万円を活動支援費として進呈するチャレンジ賞が追加されている[4]。
第19回現在では、大賞・最優秀賞・優秀賞・佳作に正賞の楯が送られるほか、大賞は副賞300万円、最優秀賞が副賞100万円、優秀賞は副賞50万円、佳作は副賞10万円が送られる[7]。又、各期ごとにチャレンジ賞を設け、活動支援費として6万円(3ヶ月間に渡り毎月2万円)を贈呈している[7]。第4回までは最優秀賞受賞者が出なかったが、第5回以降は最終審査の得点で第1位を最優秀賞・第2位を優秀賞とする方式に変更され、原則として最優秀賞を出すようになっている[8]。
なお応募規定違反である場合を除き、投稿者全員に評価シートが送付される[4]。
第19回より郵送応募が廃止され、Web応募のみの受け付けとなった[9]。
選考委員
- 第0回(2004年) - 第3回(2007年)
- 冲方丁・桑島由一・榊一郎・清水マリコ・MF文庫J編集部
- 第4回(2008年) - 第5回(2009年)
- 桑島由一・清水マリコ・ヤマグチノボル・MF文庫J編集部
- 第6回(2010年)
- 日日日・築地俊彦・西野かつみ・三浦勇雄・ヤマグチノボル・MF文庫J編集部
- 第7回(2011年) - 第8回(2012年)
- 日日日・西野かつみ・三浦勇雄・MF文庫J編集部・映像事業部
- 第9回(2013年) - 第10回(2014年)
- あさのハジメ・さがら総・三浦勇雄・MF文庫J編集部・映像事業部
- 第11回(2015年)
- さがら総・志瑞祐・三浦勇雄・MF文庫J編集部・映像事業部
- 第12回(2016年) - 第13回(2017年)
- さがら総・志瑞祐・三浦勇雄・MF文庫J編集部
- 第14回(2018年) - 第15回(2019年)
- さがら総・志瑞祐・鈴木大輔・三浦勇雄・MF文庫J編集部
- 第16回(2020年)
- 榎宮祐・さがら総・志瑞祐・鈴木大輔・三浦勇雄・MF文庫J編集部
- 第17回(2021年) - 第18回(2022年)
- 榎宮祐・さがら総・志瑞祐・鈴木大輔・MF文庫J編集部
- 第19回(2023年) -
- 志瑞祐・鈴木大輔・花間燈・MF文庫J編集部
入賞作品一覧
後にシリーズ化された作品については、受賞作(第1巻)の刊行時サブタイトルは割愛している場合がある。また、最終選考者中でデビューした作家については本表より割愛している。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク