『M.E.M. 〜汚された純潔〜』(エム.イー.エム. 〜よごされたじゅんけつ〜)は、1999年8月26日にアイルより発売されたアダルトゲーム。
内戦が終わって治安が悪いながらも一時の平和が訪れた近未来。内戦中に自分のミスで視力を失わせることになった少女篠崎冴子を正体を隠して援助していた主人公だが、彼女が今いる孤児院から出なければならない年齢となったため、冴子を引き取るためのまとまった金が必要となっていた。
かつての軍の同僚である陣に金を稼げる方法を相談した主人公は、10日間で女を一人奴隷調教して差し出すという仕事を与えられる。当初は戸惑いながらも、自分の行為によってダークさが目覚めてきた主人公は、いつしか守るべき対象であるはずの冴子にまで過激な行為をするようになる。
本作におけるヒロインの調教は肛門拡張、尿道拡張、乳房巨大化といった肉体改造がメインとなっている。これはアダルトゲーム業界の他メーカーはほとんど手を出していないニッチなジャンルであり、その後本作開発スタッフにより設立されたアイル社内ブランド「アイル【チーム・ラヴリス】」の独擅場となっている。
原画は深水直行が担当した。登場するヒロインは6名で、調教の途中の選択肢によってプレイヤーの過激さの数値が変わり、エンディングがダーク系かハッピーエンドかに分岐する。ただし、ハッピーエンドといってもあくまでもヒロインの主観による幸福のため、客観的に見てハッピーとは思えないエンドも多い。
チーム・ラブリスの処女作であるが、本作を発売した後、チーム・ラブリスは長い休眠期間に入ることになる。
2000年にピンクパイナップルより発売された。監督はふじもとよしたかが担当した。30分全2話。
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