JR三山木駅(ジェイアールみやまきえき)は、京都府京田辺市三山木高飛にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線(学研都市線)の駅。駅番号はJR-H22。
歴史
駅名の由来
「三山木」は所在地に由来し、当駅向かいの近鉄京都線三山木駅と区別するためJRを冠した。1997年(平成9年)までは「上田辺駅」であったが、京田辺市の市制施行に先立ち、JR西日本が結果的に近鉄の駅名に合わせた。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ高架駅。2002年(平成14年)3月16日の高架化完成時、ホームは4両編成分の長さだったが、2010年(平成22年)3月13日の改正に伴う京田辺駅 - 木津駅間7両編成化で、7両編成分相当の長さまで拡張工事が行われた。高架駅化後、エレベーター・エスカレーターは設置されなかったが、2010年(平成22年)12月1日から使用可能となった。トイレは駅構内に未整備である。駅前の公衆トイレは撤去済み。学研都市線の単線区間では、唯一の高架駅である。
四条畷駅管理の無人駅。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)で、自動券売機および簡易式の自動改札機が設置されている。
のりば
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- 1番線が上下本線、2番線が上下副本線の一線スルーである。列車の行き違いがある場合を除き両方向とも1番線に停車する(ただし夜の木津行きは2番のりばを使用する)。2010年(平成22年)3月13日改正ダイヤでは、日中から夕方にかけて当駅で列車の行き違いを行うため、木津行きの大半は2番のりばの停車となる。1番のりば停車の木津行きは朝と夜の一部列車に限定される。
- 土曜・休日ダイヤでは当駅始発の京橋方面行きの列車が設定されており、2番のりばから発車する。始発の設定に伴って当駅ホーム端のスペースに乗務員待機所が新たに設置された。当駅始発は、2010年(平成22年)3月13日の改正で設定された。
-
改札付近(2008年8月)
-
ホーム(2008年8月)
利用状況
2006年度までは、片町線の駅では最も利用客が少なかった。近年は近隣で住宅やマンションが開発され、利用客が増加傾向にある。
「京都府統計書」によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 |
一日平均 乗車人員
|
1999年 |
367
|
2000年 |
364
|
2001年 |
342
|
2002年 |
348
|
2003年 |
362
|
2004年 |
384
|
2005年 |
381
|
2006年 |
425
|
2007年 |
499
|
2008年 |
534
|
2009年 |
608
|
2010年 |
671
|
2011年 |
743
|
2012年 |
795
|
2013年 |
805
|
2014年 |
838
|
2015年 |
899
|
2016年 |
934
|
2017年 |
951
|
2018年 |
1,003
|
2019年 |
1,068
|
2020年 |
814
|
2021年 |
838
|
2022年 |
882
|
駅周辺
駅前のバスターミナルは、同志社京田辺キャンパス(同志社大学・同志社女子大学・同志社国際中学校・高等学校)方面へのバスの発着が多い。同志社京田辺キャンパスの最寄駅はJR同志社前駅や近鉄興戸駅だが、両駅にはバスが乗り入れていない。そのため、奈良交通は当駅と近鉄三山木駅を同志社へのバスの玄関口と位置付け、バス利用の促進のため同志社の学生・教職員を対象とした特別割引回数券を販売している。
駅前が整備され、隣接する近鉄三山木駅との間には奈良交通バスが乗り入れるバスターミナル、タクシー乗り場、自家用車送迎用スペースがある。
バス路線
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 学研都市線(片町線)
- ■快速・■区間快速・■普通
- 下狛駅 (JR-H21) - JR三山木駅 (JR-H22) - 同志社前駅 (JR-H23)
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
JR三山木駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
|
---|
|
1997年廃止区間 | |
---|
桜ノ宮線 (1913年廃止) | |
---|
旧線 (1907年廃止) | |
---|
*打消線は廃駅・廃止設備 |