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GPNVG-18は、アメリカで開発された第3世代戦闘用暗視装置。
GPNVGはGround Panoramic Night Vision Goggle(地上用パノラマ暗視ゴーグル)の略で、通常の単眼・複眼のものより広い視野が特徴[1]。
概要
FBI HRTが使用する白管増幅管のGPNVG暗視装置映像
暗視方式はパッシブ赤外線方式で、AN/PVS-14の対物レンズと増幅管、接眼レンズが1系統の単眼式暗視装置の視野角が40°であるのに対し、GPNVG-18はそれを4基搭載して公称値で97°の広視界を実現し、高度な状況認識能力を有する。
すでに後継が開発され、F-Panoではサーマルビジョンが追加されて5眼となり、AR、無線通信機能が追加され、高度な情報共有を行って戦闘の優位性をより高めるものとなっている。
近年ではAN/PVS-31のように上へ跳ね上げることができるようになるカスタムパーツであるUAPNVG-B「キメラ」ブリッジというものが発売されている。[2]
採用国
登場作品
映画
- 『ゼロ・ダーク・サーティ』
- 本作で初めて映像作品に登場し、世界的に知られるようになった。劇中ではDEVGRUのメンバーが全員使用している。撮影に使用されたプロップは実物ではない。また、演出も意図もあってか実際の物よりも一回り大きめに作られている。
- 『東京無国籍少女』
- 終盤に登場する解放戦線の兵士の一人が使用している。
ドラマ
- 『SIX アメリカ海軍特殊部隊』
- DEVGRUメンバー全員が夜戦で使用する。中盤からは白色蛍光のものが登場。初期のプロップは目元が光っていなかったが、途中から光るものに改造された模様。
アニメ
- 『Under the Dog』
- 敵対する在日米軍のメンバーが使用している。
- 『スプリガン(Netflix版)』
- トライデントの傭兵が使用している。演出的な意図もあってかレンズが赤く発光している。
ゲーム
- 『メダル・オブ・オナー ウォーファイター』
- 主人公の所属するタスクフォース マコのメンバー全員が使用している。
- 『コール オブ デューティ ゴースト』
- キービジュアルでキーガンが着用。キャンペーンではFederation Dayでヘッシュとキーガンが使用する。
- 『Escape from Tarkov』
- ゲーム内で手に入るナイトビジョンゴーグルの中で最も高価で高性能な物として登場する。
- 『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』
- 劇中内で使用できるナイトビジョンゴーグルとして登場。キャンペーンではギャリック、プライスを含めたSASの隊員が使用、マルチプレイヤーでは夜戦ルールの場合にオペレーターの頭にマウントされる。キャンペーンモードでは通常の四眼デザインとなっているが、権利関係に問題があったのか一部でのモデリングは六眼に変更されている。本作に登場する架空の軍事企業であるXRKが製造したという設定で海外限定の特別盤であるDark Editionでは実際にナイトビジョンが機能するレプリカ品が付属していた。
- 『バイオハザード ヴィレッジ』
- クリスを含めたハウンドウルフ隊のメンバー全員が使用。デザインはF-Panoに近い。暗所に入った場合とターゲットロケーターで不可視レーザーを視認する際に展開される。
- 『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアII』
- 前作と同様にXRK製の六眼モデルが登場しており、キャンペーンにおいてタスクフォース141のメンバーが使用する。マルチプレイヤーでも一部キャラクターが装備しているが、キャンペーンに登場したスキン以外はナイトビジョンのモデリングの動きが同期していない為、3人称視点ではナイトビジョンが二つに増えたり、既に展開されているナイトビジョンにモデリングが重なってしまう。DMZでは通常アイテムとして登場し、基本的に昼間であるため使い道がないが、暗所であるコシチェイ・コンプレックスでは必須となるアイテムである。
- 『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアIII』
- 前作、前々作と同様にXRK製の六眼モデルが登場。前作と同様タスクフォースのメンバーが使用する他、コンニの兵士たちも使用している。マルチプレイヤーではオペレーターのバイラインがTANカラーの物を着用している。
脚注
- ^ “GPNVG”. L3Harris. 2022年5月1日閲覧。
- ^ “BNVD”. NOCTURN INDUSTRIES. 2023年8月1日閲覧。
関連項目
外部リンク