6枚目のアルバム『PSYCHOPATH』(1987年)リリース後、BOØWYは「BOØWY ROCK'N'ROLL REVIEW DR.FEELMAN'S PSYCHOPATHIC HEARTS CLUB BAND TOUR」と題したコンサートツアーを同年9月16日の宇都宮文化会館から12月24日の渋谷公会堂まで、32都市全35公演を実施した[2]。すでに解散が決定事項となっていたBOØWYであったが、外部には一切公開されていない状態であった。しかし同年12月には写真週刊誌『FRIDAY』に「BOØWY解散の噂」と題した記事が掲載され、それ以前から巷で流れていた解散の噂に拍車が掛かる事となった[3]。
本曲では深沢によるサックス演奏が収録されている。『音楽誌が書かないJポップ批評18 BOØWYと「日本のロック」』では、中期から後期を思わせるメロディラインであると記されている[11]。後にサビ以外を変更したリメイクとなる通称「DAKARA PART II」がライブにて演奏されている[11][14]。
LET'S THINK
『MORAL』と同時期に制作された曲であるが、4人編成に移行してから「SYMPHONIC」とのメドレーでレコーディングされたバージョンも存在する[11]。上記2曲に比べ、ニューウェーブ色が強い作品。アルバム『MORAL』の頃よりも、『INSTANT LOVE』の頃に近いアレンジとなっている。『音楽誌が書かないJポップ批評43 21世紀のBOØWY伝説』では『INSTANT LOVE』制作時の没テイクであると記されている[15]。同書にて木島は「ふだんは『俺』でも彼女に対してだけは『オイラ』と主語を使いわけているのがニクい」と述べている[15]。このシングルの3曲の中で、唯一公式のライブ音源および映像が発表されており、それぞれライブアルバム『“GIGS” CASE OF BOØWY COMPLETE』(2007年)とDVD-BOX『“GIGS” BOX』(2007年)に収録されている。