cksumコマンドはUnix系オペレーティングシステムのコマンドであり、ファイルの巡回冗長検査を算出する。cksumコマンドはSingle UNIX Specification (IEEE Std 1003.1-2008) で定められている。
check sum(検査合計)という英語に由来する名前ではあるが、実際には巡回冗長検査を算出する。
使用法
オプションは取らず[注釈 1]、対象のファイル郡を第1引数に指定する(SYNOPSIS)。ファイルが指定されなければ標準出力を入力と見做す(OPERANDS)。
出力は、巡回冗長検査及び各ファイルの容量である(STDOUT)。巡回冗長検査には幾つか変種があるが、cksumコマンドは国際標準化機構及び国際電気標準会議がISO/IEC 8802-3:1996「情報技術――システム間の遠距離通信及び情報交換-局所及び都市圏ネットワーク-特定の要件-3部: 衝突検出 (CSMA/CD) アクセス手法を用いた媒体検知多重アクセス及び物理層の仕様」[注釈 2]で定めるCRC誤り検出に用いられる多項式に基づいている(DESCRIPTION)。多項式は以下の通り:
- G(x) = x32 + x26 + x23 + x22 + x16 + x12 + x11 + x10 + x8 + x7 + x5 + x4 + x2 + x + 1
実装例
脚注
注釈
- ^ 一部のシステムでは
--help
などプロジェクトの共通オプションを取りうる。
- ^ 2019年現在、本規格は3度の改訂を経てISO/IEC 8802-3:2017「情報技術-システム間の遠距離通信及び情報交換-局所及び都市圏ネットワーク-特定の要件-3部: イーサネット標準」となっている[3]が、cksum側の仕様書を優先した。
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
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