日本ではRCAレコードの実質的な現地法人として日本ビクターとの合弁によるアール・ブイ・シー株式会社(RVC。「RCA Victor Corporation」の略)が存在した。元々はビクター音楽産業(1993年に合併でビクターエンタテインメントに社名変更したのち、2014年4月にJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントに再び社名変更)がRCAレコードの輸入盤発売を担っていたが、同社から部門ごと実質的にスピンアウトした事に伴い、RCAレーベルでJ-POPや歌謡曲も手がけていた。しかし、1986年に親会社RCAが経営不振に陥り、RCAレコードがベルテルスマンに買収され、新たにBMG Musicとその日本法人として日本ビクター・ビクター音楽産業と合弁で「BMGビクター」を発足し、RVCはBMGビクターに資産を継承し解散。同時にBMG Musicが有していたアリスタ・レコードの国内販売元も日本フォノグラムから移管した。1996年に日本ビクター・ビクターエンタテインメントとの資本提携を解消し翌年にBMGジャパンに社名変更し1999年に旧東芝EMI/ポリグラム系(現:ユニバーサルミュージック)のファンハウスと合併しBMGファンハウスとなった。