7弦ベース(ななげんベース)は、エレクトリックベースにおいて通常は4本である弦の数が、7本になっているベースの事で、3種類存在する。
コントラバスを源流とする一般的なエレクトリックベースが音域を拡張するために発展したもののひとつ。低音弦を1本、高音弦を2本拡張することによって4オクターブ以上の音域を持つ。
調弦の方法は様々で、ピアノ鍵盤で最も低い「B」の音から完全4度でBEADGCFに調弦したり、7弦ギターのオクターブ下(BEADGBE)に合わせて調弦したりする。
奏法自体はピック・ピッキングやフィンガー・ピッキングなど通常のエレキベースとほぼ同様だが、ミュートの難しさ、手順の工夫などが一般的に指摘される。また、弦の間隔が狭い為、指が入りにくくスラップ奏法は難易度が上がる。
需要が少ないためオーダーメイドで手に入れる事が多いが、近年は量産するメーカーが数社現れ、入手しやすくなっている。
主なメーカー
Ken Smith、Ibanez、TANATOSなど