『60歳のラブレター』(ろくじゅっさいのラブレター)は、住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)主催で2000年より毎年行われている、長年連れ添った夫婦が口に出しては言えない互いへの感謝の言葉を1枚のハガキにつづる応募企画。
2010年より、夫婦間に限定せず家族へ宛てた作品も可となった。
応募作品は書籍化され、映画・舞台での脚色作品も誕生した。
書籍
住友信託銀行の応募企画に寄せられた書簡の秀作集を、NHK出版が2001年より毎年刊行。
映画
2009年公開の日本映画。
キャッチコピーは「語り尽くせないほどの「ありがとう」」。
ストーリー
根っからの企業人として、重役となるまでに会社に貢献し続けた橘孝平は、定年を迎えるとともにすっかり愛情のさめてしまった専業主婦のちひろと離婚し、新たに広告会社で腕を振るうことになった。仕事にも手を染めず世間知らずであったちひろが、友人のアドバイスで生き甲斐を見つけてゆくのとは裏腹に、頑固者の孝平は若い仲間達との仕事上のすれ違いに困惑していた。一方、ちひろと親しい魚屋の主人、正彦は主治医の佐伯に糖尿病気味だと言われ、妻の光江にウォーキングを強いられる。その姿に佐伯は今はない妻との生活を重ね合わせ、孤独を噛みしめる。そんな佐伯に小説の医学用語翻訳で世話になっている翻訳家の麗子は、長い独身貴族の暮らしが辛くなり、彼に心を寄せてゆく。三組の男女は、自分達を取り巻く状況の変化から、次第に相手に対する自分自身の愛情の変化を思い知らされるのだった。
キャスト
スタッフ
コミカライズ
60歳のラブレター くりた陸 (著), 古沢 良太 (原著)(2009年、集英社) - 映画版の漫画化
舞台
- 『60歳のラブレター』 2002年12月 世田谷パブリックシアター
- 第1部を手紙の朗読、第2部を6人の俳優の日替わり出演による1人芝居で上演。
- 出演: (第1部)大沢悠里・西村知江子 (第2部)緒形拳、宇津井健、細川俊之、谷啓、小林桂樹、いかりや長介
- 脚本演出: 秋元康
- 製作: ザ・カンパニー
- 『60歳のラブレター』 2005年11月 東京グローブ座・12月 シアターBRAVA! (外部リンクへ)
- 出演: 長塚京三・風吹ジュン
- 演出: 平山秀幸
- 脚本: 鄭義信
- 製作: TBSラジオ・アミューズ
- 『60歳のラブレター 絆』 2011年12月 サントリーホール ブルーローズ
- 男女ペアによる日替わりキャストで設定・構成も替え、朗読劇形式で上演。
- 出演: 水谷八重子・中川晃教(母と息子)、風間杜夫・愛原実花(父と娘)、蟹江敬三・名取裕子(夫と妻)
- 構成演出: 一井久司
- 製作: アーティストジャパン
脚注
外部リンク
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出演テレビドラマ | |
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出演映画 | |
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主なシングル | |
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出演バラエティ番組 | |
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関連人物 | |
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関連項目 | |
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