2022年アジア競技大会(中: 杭州第十九届亚运会)は、中華人民共和国浙江省杭州市において2023年に開催された第19回アジア競技大会。
概要
中国オリンピック委員会は杭州が2015年8月招致に立候補し、その際立候補した唯一の都市であった。杭州は2015年9月に正式にOCA総会で開催都市として決定された[2]。
招致提案書によると寧波、紹興、湖州も一部競技会場となる予定。大会は市内の鉄道建設も拡大し、都市間の移動も短縮される予定である[3]。
しかし中国における新型コロナの流行などで2022年5月6日に大会開催期日を1年延期することがアジアオリンピック評議会(OCA)理事会にて決定され[4]、7月19日に大会の新たな日程について「2023年9月23日から10月8日まで」と決定された[5]
マスコットとメダル
杭州の伝統と現代文化を象徴するロボット3体がマスコットに選定された。グループ名は詩人白居易の作品にちなみ「江南の記憶(江南忆)」とし、杭州の歴史文化と自然および創造性を示している[6]。3体の名前はそれぞれ、チェンチェン(宸宸、Chenchen)、ツォンツォン(琮琮、Congcong)、リャンリャン(莲莲、Lianlian)。
2023年6月15日に公開されるこのメダルは、良渚文化に霊感を得て「湖山」と名付けられ、中国の江南文化と杭州の風景を表現している。[7]
開会式
「アジアの潮流」をテーマに「国風雅韻」、「銭塘潮湧」、「携手同行」という3つの章を設ける。環境保護という概念のもとに、国際的な大規模スポーツ大会では初めて「デジタル花火」が打ち上げられる。[8][9]
会場建設とインフラ整備
大会では54箇所の会場が使用される予定で、そのうち杭州市内の会場が40、市外(寧波市、温州市、金華市、紹興市、湖州市)の会場が14である[10]。開閉会式は杭州オリンピック・スポーツ・エキスポセンターにて開催される見込み。
市内会場
市外会場
寧波市
温州市
金華市
紹興市
湖州市
参加国・地域
実施競技
以下の40競技で481種目が行われる[11]。
国・地域別メダル獲得数
* 開催国/地域 (China)
スポンサー
2022年アジア競技大会の公式スポンサーは、現在のところ独占サプライヤーの2層構造になっている[13]。
公式プレスティージアス・パートナー
独占サプライヤー
脚注
関連項目
外部リンク