高城神社(たかぎじんじゃ)は、埼玉県熊谷市宮町にある神社。延喜式神名帳に記載されている式内社であり、旧社格は県社。熊谷郷の総鎮守とされていた[2]。「日本一長いおみくじ」で知られる。
『延喜式神名帳』に「大里郡一座 高城神社」と記載される古来からの神社。鎮座地とその周辺は荒川の扇状地内にあり、ここの湧水は諸病に効があるという記述が1670年(寛文10年)の『高城神社縁起』にあり、この湧水に対する信仰基盤は、古代から存在していたと思われる[3]。鎌倉時代初期、熊谷直実が崇敬していたが、1590年(天正18年)の豊臣秀吉の小田原征伐の際に焼失[4]。忍城の城主阿部忠秋・阿部正能親子によって、1671年(寛文11年)に社殿が再建された[3]。