養老(ようろう[4])は、千葉県市原市の加茂地区にある大字。郵便番号は290-0557[2]。
概要
市原市南部にある。
地理
養老川を堰き止めた高滝ダムは当地にあり、ダム湖である高滝湖が地域の中央に存在する。加茂公民館や高滝郵便局のある中心集落は、高滝湖に突き出た半島状の地形(東側が高滝地区)の上にある。
北は久保、東は高滝、南は本郷、西は山口と接している。[5]
歴史
地名の由来
沿革
近世には上総国市原郡に属する小佐貫村・北崎村であった。
1875年(明治8年)11月、小佐貫村・北崎村が合併して養老村が発足した。
1889年(明治22年)の町村制施行に際し、高滝村・養老村・本郷村・大和田村・久保村・外部田村・駒込村・山口村・不入村が合併して新たに編成された高滝村の一部となった[注釈 1]。
高滝ダムは養老川の治水と上水道・農業用水取水のために設けられた千葉県営の多目的ダムで[8]、1958年にダム候補地の選定が行われ、1990年に完成した[8]。
年表
- 1889年(明治22年) - 町村制実施により高滝村・養老村などが合併、養老は高滝村の大字となる。
- 1954年(昭和29年) - 高滝村・富山村・里見村・白鳥村が合併し、加茂村の一部となる。
- 1967年(昭和42年) - 加茂村が併合されたことにより、市原市の一部となる。
世帯数・人口
2022年4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
通学区域
市立小学校・市立中学校と県立高等学校の通学区域は以下の通りである[9]。
施設
- 高滝ダム管理事務所
- 高滝ダム記念館
- 加茂公民館
- 加茂診療所
- 高滝幼稚園
- 高滝郵便局
交通
鉄道
小湊鉄道小湊鉄道線が通過する。地域の中心集落の中に高滝駅が所在しており、駅出口も養老地区側にのみ開かれているが、駅施設は住所の上では高滝に属する。
バス
道路
脚注
注釈
- ^ 町村制施行時に「養老村」が市原郡中部(現在の市原市三和地区)に編成されているが(養老川にちなんで新たに命名された)、本項の養老地区(旧養老村)とは別である。
出典
参考文献
関連項目