領家 髙子(りょうけ たかこ、1956年3月15日 - )は、日本の小説家。本名、前田貴子[1]。
経歴・人物
東京都墨田区向島生まれ[2]。東京都立両国高等学校卒業[3]。東京外国語大学ドイツ語学科中退[4]。アメリカ・ロサンゼルスで生活の後、帰国[5]。1995年、『夜光盃』で小説家デビュー[6]。同作は久世光彦らから賞賛される[7]。舞踊劇の創作などにも携わる[8]。2001年、『九郎判官』が泉鏡花文学賞候補となる[9]。歴史・時代小説を主として書く。歌舞伎・遊廓・樋口一葉など近世情緒に関心が深い[10]。
著書
- 夜光盃(講談社 1995)
- 八年後のたけくらべ(講談社 1996 のち文庫)
- ひたくれない(講談社 1996)
- 向島(講談社 2001 / 日経文芸文庫 2015)
- 九郎判官(講談社 2001)
- 墨堤(講談社 2002)
- サン・メルシ つれなき美女(講談社 2003)
- 言問(講談社 2003)
- 一葉舟(日本放送出版協会 2004)
- 夏のピューマ(講談社 2005)
- 美容院ベビーフェイス物語(駒草出版 2007)
- なんじゃもんじゃの木 現代花街小説集(駒草出版 2008)
- 鶴屋南北の恋(光文社 2009 のち文庫)
- 桜姫雪文章(角川学芸出版 2009)
- 怪談お露牡丹(角川書店、2010)
- なつ 樋口一葉 奇跡の日々(平凡社、2013)
脚注
関連項目
外部リンク