陶山 章央(すやま あきお、本名同じ、1968年7月8日[3] - )は、日本の男性声優。大阪府豊中市出身[3]。シグマ・セブン所属[4]。
経歴
青春時代はほぼアニメ一色であり、高校生の頃はよくアニメの販促イベントに通っていた。イベントで知り合った声優志望の友人に誘われ勝田声優学院の忘年会に行き、そこで後に『サクラ大戦』で共演することになる横山智佐に出会い、そのとき横山に言われた「陶山くんも声優目指しなよ」という言葉がきっかけで声優を目指すようになる[6]。勝田声優学院、江崎プロダクション(現マウスプロモーション)の養成所を経て、シグマ・セブンの短期講習を受け声優事務所に所属する[6]。
1994年、『マクロス7』のフィジカ役で初めて名前のある役を担当する[7]。
人物
特色
方言は関西弁[5]。
ハスキーボイスのため、ガキ大将、黒人、太っている人などの役によくキャスティングされると本人は語る[6]。大阪府出身であり、関西弁を喋るキャラクターを担当することもある。27歳の頃に初めてオーディションで合格した『超者ライディーン』の鷹城電光役も関西弁であり、気合いを入れて挑戦した[6]。「関西弁の役は関西人に」と強く主張している[6]。
『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕』ではアヤカシ・デメバクトの声を担当し、特撮作品に初出演を果たす。監督の柴﨑貴行は「とにかく個性的な声の方を」というオファーを出し、声優事務所のマネージャーは陶山を紹介。柴﨑はその独特な声に納得し、そのまま起用したという逸話がある。監督だけでなく陶山自身も演技に工夫を凝らした結果、デメバクトは癖のあるユニークな敵怪人となっている[8]。以降、『スーパー戦隊シリーズ』のゲストの悪役を何度か担当している。
トレーディングカードゲームの『マジック:ザ・ギャザリング』をプレイしていたこともあり、ホビージャパンから発行されていた『ゲームぎゃざ』2000年8月号から10月号にかけて、「キャプテン陶山のモテモテ“マジック”」と題して女性コスプレイヤー2人と勝田声優学院に在学中の声優志望の女性2人にマジックを教えるというコーナーを担当していた。『サクラ大戦ドラマチックカードゲーム』が発売されてからは同カードゲームの攻略記事に出ることもあった。
エピソード
- Xbox 360の熱狂的ファンの一人で、『Halo 3』が気にいっている[9]。
- ハロープロジェクトのアイドルや過去に共演した久住小春のファンであることを公言しており、コンサートに行った旨が本人のTwitterにもしばしば書かれている。
- 声優としての活動が軌道に乗る前は横山の紹介でレッドカンパニーでデバッガーのアルバイトをしていた[10]。そこで広井王子の誘いを受けプレイヤーキャラクター故に担当声優の決まっていなかった『サクラ大戦』の大神一郎の声を担当することになった[11]。陶山は後年の取材で、当時はまだ新人で不慣れだったこともあり抑えた芝居ができず全開で演じ、ガソリンが切れるまで声を枯らす状態だったといい、収録するセリフが少なかったことが助かったという[12]。なお、広井は陶山の抜擢について予算と時間的余裕がなかったためだったとしており、「(隊長役を安直に決めたことについて)だってこんなに長く続くとは思わなかったもん」と漏らしている[13]。
- 『サクラ大戦 歌謡ショウ』の休憩タイム時に芸を披露することになりジャグリングを始めたところ夢中になり、以来イベントがあると披露することも多い。アニメで共演した榎本温子に教えることもあった。
- 2007年に行われた「サクラ大戦・武道館ライブ〜帝都・巴里・紐育〜」では、足を踏み外し舞台上から奈落に転落するというアクシデントに見舞われた。奈落が深さ約2メートルと浅かったことや偶然胸が引っかかりずり落ちるような形で転落したが、胸を打撲した程度で大きな怪我はなかった。しかし一歩間違えば大事故に繋がりかねない出来事だっただけに、『狼虎滅却・サクラジヲ 〜こちら甲板通信局〜』や関連イベント[14]で詳細について語られるなど、大きく取り扱われた。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1990年
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- 1992年
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- 1994年
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- 1995年
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- 1996年
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- 1997年
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- 1998年
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- 1999年
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- 2000年
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- 2001年
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- 2002年
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- 2003年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2010年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2015年
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- 2016年
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- 2017年
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- 2018年
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- 2019年
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- 2021年
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- 2023年
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- 2024年
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- 時期未定
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劇場アニメ
- 1990年代
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- 2000年代
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- 2010年代
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OVA
- 1990年代
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- 2000年代
-
- 2010年代
-
Webアニメ
ゲーム
- 1996年
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- 1997年
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- 1998年
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- 1999年
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- 2000年
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- 2001年
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- 2002年
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- 2003年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2010年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2015年
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- 2016年
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- 2018年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
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- 2023年
-
ドラマCD
吹き替え
映画
ドラマ
アニメ
人形劇
特撮
ラジオ
デジタルコミック
その他コンテンツ
- イマドキ男子バラエティ 真夜中のプリンス(ナレーション)
- 謹製仙台城-だって本丸だもん-(青葉城資料展示館VTR、との役・宮城県仙台市)
ディスコグラフィ
キャラクターソング
発売日 |
商品名 |
歌 |
楽曲 |
備考
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1998年
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9月19日
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サクラ大戦 ~桜華絢爛~ 光録音館
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大神一郎(陶山章央)
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「甲板フラフラ」
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OVA『サクラ大戦 桜華絢爛』挿入歌
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2000年
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5月17日
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いま嫁ぐ日に/ふたりに乾杯!
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藤枝かえで(折笠愛)、 大神一郎(陶山章央)、帝国歌劇団[メンバー 1]
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「ふたりに乾杯!」
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ゲームソフト『サクラ大戦』関連曲
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2001年
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11月29日
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ギャラクシーエンジェルでGO!
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パトリック(陶山章央)、ジョナサン(吉野裕行)、ガスト(保村真)
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「ぼくらはよ~きな洗車屋さん」
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ラジオドラマ『ギャラクシーエンジェル』関連曲
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2002年
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4月10日
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サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~ 全曲集 檄!帝 ~最終章~
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大神一郎(陶山章央)、帝国華撃団[メンバー 2]、巴里華撃団[メンバー 3]
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「檄!帝 ~最終章~」
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ドリームキャスト用ゲームソフト『サクラ大戦4 〜恋せよ乙女〜』オープニングテーマ
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大神一郎(陶山章央)、大神華撃団[メンバー 4]
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「君よ花よ」
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ドリームキャスト用ゲームソフト『サクラ大戦4 〜恋せよ乙女〜』エンディングテーマ
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10月2日
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"GALAXY ANGEL" Character Series:06 ノーマッド
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パトリック(陶山章央)、ジョナサン(吉野裕行)、ガスト(保村真)
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「わるものが行く!」
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テレビアニメ『ギャラクシーエンジェル』関連曲
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2003年
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4月25日
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ガンパレード・マーチ~新たなる行軍歌~ SPECIAL vol.1
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滝川陽平(陶山章央)、瀬戸口隆之(梅津秀行)
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「大切なこと」
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テレビアニメ『ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜』関連曲
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7月24日
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キャラクターソングアルバム 宇宙学園ステルヴィア校 大歌謡祭
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予科生のみなさん[メンバー 5]
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「宇宙学園ステルヴィア校 校歌」
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テレビアニメ『宇宙のステルヴィア』関連曲
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ジョイ・ジョーンズ(陶山章央)、小田原大(斎賀みつき)、ピエール・タキダ(上田祐司)
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「You Win!」
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2004年
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1月3日
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Wind -a breath of heart- Vocal Collection
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橘勤(陶山章央)
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「スーパー勤音頭」
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ゲームソフト『Wind -a breath of heart-』関連曲
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10月20日
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まるまるぜんぶちびまる子ちゃん
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山根強(陶山章央)
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「胃腸のマーチ」
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テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』関連曲
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2011年
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2月3日
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愛が香るころに
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大神一郎(陶山章央)、大河新次郎(菅沼久義)
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「めぐりあう時」
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ゲームソフト『サクラ大戦』関連曲
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脚注
注釈
- ^ 『ストライカーズ』『2012エクストリーム』(2011年)、『GO 2013』(2012年)
シリーズ一覧
- ^ 第1期(1996年)、第2期『WGP』(1997年)、第3期『MAX』(1998年)
- ^ 第1期(2001年)、第2期『Z』(2002年)、第3期『A』(2002年)・『AA』(2003年)、第4期『X』(2004年)
- ^ 第1期(2005年)、第2期(2006年)
- ^ 第2シーズン『爆』(2010年 - 2011年)、第3シーズン『4D』(2011年)
- ^ 第1期(2011年 - 2012年)、第2期『eS』(2012年 - 2013年)
- ^ 第1期(2013年)、Season 2(2017年)
- ^ 第1期(2014年 - 2015年)、第2期『100』(2015年 - 2016年)、第3期『DDD』(2016年 - 2017年)、第4期『X』(2017年 - 2018年)、第4.5期『X オールスターファイト』(2018年)
- ^ 第2期(2017年)、第3期(2018年)
ユニットメンバー
出典
外部リンク