長円寺(ちょうえんじ)は、東京都世田谷区にある真言宗智山派の寺院。
歴史
創建年代は不明である。寺伝等の記録を失っているため開山・開基も不明であるが、江戸時代中期に快誉が中興したことから、少なくとも江戸時代初期には既に存在していたと推測される[2]。
現在の本堂は、1966年(昭和41年)に新築したものである[2]。
墓地には、和算家の榎本金六の墓がある。金六は久留米藩に伝わる関流[3]藤田閑海の弟子で、後に当地において和算の私塾を開いた。近隣村から多くの門人が集まったという。1845年(弘化2年)、彼の死後に門人有志によって墓が建てられた[2]。
交通アクセス
脚注
- ^ a b c 『せたがや社寺と史跡(その二)』世田谷区教育委員会、1969年、36-37p
- ^ 関孝和の和算の流派
参考文献