金 東淳 (キム・ドンスン、1942年 - )[注 1] は、大韓民国在住の脱北者。2008年にソウルで朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作員であるとの容疑により逮捕されたが、2009年に無罪となった。北朝鮮工作員元正花の継父である。キム・ドンスンを朝鮮労働党39号室傘下の朝鮮大聖総局の高級幹部であるとする、元正花による証言がある。また、元正花の母との間の実子である次女は国家安全保衛部の工作員であり、長男は国家安全保衛部で運転手を務めている。姪婿は北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員会委員長の息子と語っている。
水原地方検察庁、京畿地方警察庁、国家情報院、国軍機武司令部(情報関連部隊)による合同捜査本部により、2008年に元正花とともに逮捕された。自宅からは朝鮮労働党の党員証、偽造パスポート、短波ラジオ、北朝鮮最高人民会議の金永南常任委員長の家族写真、黄長燁元朝鮮労働党書記に関する資料などが発見されている。その後、間諜罪で起訴された。
逮捕時には、元正花とともに工作活動を行っていた。主な任務は、脱北者らが北朝鮮国内のどのような人物から情報を得ているのかを把握し、これを北朝鮮に報告することだったとされている。「中国で貿易業をしていたため、北朝鮮の情報をよく知っている」などと話しさまざまな脱北者の集まりに接近して、脱北者団体に情報を提供している北朝鮮の現地人が誰なのかを調べていた。
ソウル市内で一人暮らしをしており、近所の社会福祉館のコンピューター講座などに参加していた。 脱北者らの証言では、身長は172センチ程度でやせ気味であり、髪はいつも整髪料で整え若く旺盛な印象を与える外見にしており、饒舌で人との交際を好んでいたとされている。
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