『選挙』(せんきょ)は、日本のドキュメンタリー映画。映画監督の想田和弘による観察映画第1弾。
ベルリン国際映画祭、シドニー映画祭、シネマ・ドゥ・レエル映画祭、サウス・バイ・サウス・ウエスト映画祭、ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭、香港国際映画祭、バルセロナ・アジア映画祭、フリブール映画祭、Hot Docs カナダ国際ドキュメンタリー映画祭などに正式招待。ベオグラード・ドキュメンタリー映画祭で、グランプリを受賞した。
また、60分短縮版がBBC、PBS、ARTE、NHKなど200カ国近くでテレビ放映され、国内外で大きな注目と評価を得る。2009年には、米国放送界最高の名誉とされるピーボディ賞を受賞する。
日本では2007年、アステアの配給により、全国で劇場公開された。紀伊国屋書店からDVDが発売されている。
2005年9月の郵政民営化選挙の直後、切手・コイン商を営んでいた40歳の山内和彦は、ひょんなことから川崎市議会議員補欠選挙の公募の面接に合格し、なんと自民党公認の候補者となった。しかし、山内は政治に関してはまったくの素人で、東京都出身の山内にとっては川崎市宮前区は縁もゆかりも無い所で、まさに落下傘候補だった。他の民主党・共産党・市民派(神奈川ネットワーク運動)の3候補はベテランぞろいだが、民主党との議席数は拮抗しており、自民党としてはなんとしてもここは勝ちたいと思っている。
三バン(地盤・看板・鞄(組織・知名度・お金))も無い山内だが、「補欠選挙」ということで地元の国会議員や市議会議員、そして彼等の支持者たちの手厚い支援を受ける。山内はドブ板選挙を展開し、片っ端から保育園やバス停などにいる人にも声をかけ、地域の運動会や祭りにも行き、「電柱にもお辞儀作戦」にでて、妻も含めて必死の選挙活動を行うが……。
父親は、2代続く特定郵便局長。子供の頃の夢は「東大を出て政治家になる」だったが、その夢をかなえたことになる。
コイン・切手収集の趣味から、切手・コイン商を始める。知人の勧めと、小泉純一郎首相(当時)の大ファンだったこともあり、自民党川崎市議候補の公募に応募し、当選した[注 1]。
会社員の妻と2人暮らし(当時)で、重点政策は子育て支援。選挙には夫婦そろってホワイトバンドを手首につけて臨んだ。選挙後に長男が生まれる。
議員活動を続けたいという意思はあったが、次は自民党の公認を取れる見込みが無く、また無所属での出馬は自分を支えてくれた自民党や支持者への裏切りとなると判断し、出馬を見合わせることとした。
現在は主夫として、子育てに専念中。また国内外での『選挙』上映時の舞台挨拶や、講演活動も行っている。
2011年4月10日投票の川崎市議会議員選挙宮前区選挙区に無所属で出馬した。脱原発などを訴え、防護服を着て演説を行なった。『選挙2』ではその様子が撮影されている。
2015年江戸川区議会議員選挙にも、無所属で出馬した。『選挙3』制作も検討されたが、想田のスケジュールの都合などもあり、見送られた。
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