諏訪市美術館(すわしびじゅつかん)は、長野県諏訪市の諏訪湖、湖畔に建つ美術館である。同敷地内に片倉館がある。
歴史
1928年(昭和3年)片倉館建築時、付属施設として「懐古館」が併設され、美術品や蚕糸関係の展示が行われていた。 1947年(昭和22年)懐古館内に諏訪市美術館の前身である諏訪美術館が開館したときに石井柏亭が副館長を務めた。 1950年(昭和25年)、片倉家より懐古館は諏訪市に寄贈され、1956年(昭和31)年「諏訪市美術館」として開館した[1]。設立には彫金作家の宮坂房衛と北原三佳が参加、尽力した[2]。県内では最も古く、また国内でも5番目に古い公立美術館と言われている。
その後2011年(平成23)年、和風の意匠でまとめた美術館と、洋風意匠の片倉館(国重要文化財)が相まって諏訪湖畔独特の景観に貢献していると評価され、国の登録有形文化財になった[3]。
主な所蔵作家
この節の出典︰[9]
日本国内の著名な作家や、郷土ゆかりの作家の作品を日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書の各部門にわたって約1400点所蔵している。
一階に彫刻家の細川宗英の常設展示コーナーがある。
利用情報
- 開館時間 :午前9時から午後5時まで(入館は午後4時半まで)
- 休館日 :月曜と祝日の翌日、年末年始・および展示替え期間、資料整理休館日
アクセス
- 鉄道利用
- JR東日本中央本線 - 上諏訪駅諏訪湖口(西口)から国道20号経由で徒歩約5分。
- 自家用車等
- 中央自動車道 - 諏訪ICから、諏訪湖を経由して、7km。
関連項目
脚注
外部リンク