西原 篤夫(にしはら あつお、1945年1月9日 - )は、日本の大蔵官僚。
国際復興開発銀行理事、東京証券取引所常務理事、東京証券取引所常務、造幣局理事長などを務めた。
妻は吉瀬維哉の長女[1]。福岡県大牟田市出身(父母も福岡県)[2]。血液型はA型[2]。
略歴
1963年3月:東京都立日比谷高等学校卒業。1967年3月:東京大学法学部卒業。
1967年4月:大蔵省入省(国有財産局総務課)。1968年6月15日:主税局国際租税課。
1969年4月:主税局付(ハンブルク大学留学[3])。1971年7月:主税局税制第二課調査係長[4]。
1972年7月:大月税務署長。1973年7月:銀行局金融制度調査官付課長補佐(金融制度調査会資料)[5]。
1975年7月:銀行局特別金融課長補佐。1977年7月:理財局資金第二課長補佐。
1979年7月:主計局主計官補佐(労働第一、二係主査)。1981年7月:大阪国税局調査部長。
1983年6月:大臣官房企画官 兼 理財局総務課 兼 理財局国債課。1984年6月:理財局付(外務研修)。
1985年6月:外務省在ドイツ連邦日本大使館参事官。1988年6月:国際金融局国際資本課長。
1989年6月:国際金融局国際機構課長。1990年7月:国際金融局為替資金課長。
1991年6月:国際金融局総務課長。1992年7月14日:海外経済協力基金総務部長。
1994年7月14日:大臣官房審議官(関税局担当)。1995年5月22日:大臣官房付。
1995年6月1日:国際復興開発銀行理事。1998年6月15日:退官。
1998年6月:電源開発取締役[6]。2001年6月:東京証券取引所常務理事[6]。
2001年11月1日:東京証券取引所常務取締役(国際業務統括、特命事項担当委嘱)[6]。
2002年6月:東京証券取引所常務[6]。2003年4月1日:造幣局理事長。
2008年7月18日:退官。
人物
大蔵省勤務での思い出として、ドイツとの関係を上げている。主税局調査課調査係長時代、3か月間西独の税務執行調査に出張。ロンメル元帥長男であるマンフレート・ロンメルシュトゥットガルト市長に大歓迎されたという[7]。
脚注
- ^ 『人事興信録 第38版 第2号』1995年2月発行、54頁
- ^ a b 『日本の官庁 その人と組織:大蔵省、経済企画庁』政策時報社、1989年4月発行、189頁
- ^ 『金融財政事情』金融財政事情研究会 1973年7月発行、28頁
- ^ 『職員録 昭和47年版 上巻』大蔵省印刷局、1971年発行、489頁
- ^ 『職員録 昭和50年版 上巻』大蔵省印刷局、1974年発行、496頁
- ^ a b c d 『人事興信録 第43版 下巻』2005年3月発行、56頁
- ^ 『日本の官庁 その人と組織:大蔵省、経済企画庁』政策時報社、1991年発行、193頁
- 先代
- 河原康之
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- 国際復興開発銀行日本理事
- 1995年 - 1998年
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- 次代
- 宮村智
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